ドブニウム
読み:ドブニウム
外語:Db: Dubnium

 金属元素の一つ。超重元素の一つ。仮名ウンニルペンチウム(Unp)、旧称ハーニウム
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、255から270までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
 安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。
 崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。266Db以降については情報の信憑性に難があるため注意。
同位体核種天然存在比半減期崩壊確率(%)崩壊後生成物
255Db α崩壊 251Lr
自発核分裂(SF)  
256Db α崩壊 252Lr
自発核分裂(SF)  
257Db α崩壊 253Lr
自発核分裂(SF)  
258Db α崩壊 254Lr
β+崩壊 258Rf
259Db α崩壊 255Lr
260Db α崩壊 256Lr
自発核分裂(SF)  
261Db 自発核分裂(SF)  
α崩壊 257Lr
262Db34秒自発核分裂(SF)  
α崩壊 258Lr
β+崩壊 262Rf
263Db27秒自発核分裂(SF)57 
α崩壊43259Lr
264Db(未発見)
265Db(未発見)
266Db20分自発核分裂(SF)  
EC崩壊 266Rf
267Db 自発核分裂(SF)  
268Db32時自発核分裂(SF)  
269Db3時α崩壊 265Lr
自発核分裂(SF)  
270Db 自発核分裂(SF)  

性質
 不明。

特徴

安全性

適用法令

危険性

有害性

環境影響

発見
 1967(昭和42)年に旧ソ連のドブナ原子核共同研究所(JINR)で、243Amに22Neイオンを衝突させるという方法で作りだされた。製法は243Am+22Ne→260Db+51nまたは261Db+41nである。
 1970(昭和45)年にはアメリカ カリフォルニア州のローレンス放射線研究所(現在のカリフォルニア大学 ローレンス・バークレイ国立研究所)でも249Cfに15Nイオンを衝突させて作られた。製法は249Cf+15N→260Db+41n、または249Cf+16N→261Db+41nである。
 米ソ双方で作られたため、発見者がどちらであるか長く揉めることになるが、最終的にはドブナ原子核共同研究所(JINR)が発見者であるとされた。
 ドブニウムの名は、発見した旧ソ連のドブナ原子核共同研究所(JINR)にちなんで命名された。

主な化合物
 不明。

前後の元素
 
 104 ラザホージウム ‐ 105 ドブニウム ‐ 106 シーボーギウム

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