ディアトリマ
読み:ディアトリマ
外語:Diatryma

 今から約6500万年前、古第三紀頃に北アメリカヨーロッパに生息していた鳥。現在は絶滅。
目次

情報

分類


 分類項の目は未確定である。
 かつてはツル目とされていたが、現在はキジカモ類(キジ目やカモ目が所属)に分類されることが多い。

特徴

生態
 恐竜が絶滅した後、陸上生態系の頂点に君臨した肉食獣である。空を飛ぶことはできないが猛スピードで翔けることができ、この脚力を用いて獲物を捕らえていた。
 しかし従来ひっそりと生活していた哺乳類進化を遂げ、ハイエノドントなど肉食の哺乳類が登場するに至り形勢が変化、獲物の奪い合いや、あるいはディアトリマ自身が肉食哺乳類の獲物となるなどでディアトリマは絶滅、遂に現在の哺乳類の時代がやってきたと考えられている。

ガストルニスと同一説
 北米で発見されたディアトリマは、ヨーロッパで先に発見されているガストルニス(Gastornis)と同一の分類群である、とする説が提唱されている。
 完全に同一かはまだ不明であるが、目は共通でも科は異なる、などは可能性としてあり得る。

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