ゼラチン
読み:ゼラチン
外語:gelatin

 動物やコラーゲンを加熱し、変質させて抽出したもの。寒天に似ているが全く別物である。
目次

概要
 コラーゲンは水に溶けないが、加熱して変質するとゼラチンとなり、水に溶けるようになる。
 主には、牛や豚などの動物の皮膚や骨、または魚から抽出されている。

特徴

用途
 食品用としてはゲル化剤として使われ、ゼリー、ババロアといった菓子類によく使われている。
 他には、カメラのフィルム、印画紙、医薬品のカプセルや錠剤など、幅広く使われている。
 一方、精製度が低いものは接着剤として使われており、膠(にかわ)と呼ばれる。古代エジプトの時代から使われていたことが知られる。

栄養価
 同様の用途に使う寒天は植物性だがノンカロリーかつ無栄養で、常温では水に溶けないことから仕上がりが固くなる。
 ゼラチンは動物性蛋白であるためカロリーがあり栄養価がある。ゼラチンは水に溶けるため、ゼラチンで作ったゼリーは寒天と違い口溶けがよく、喉にも詰まりにくい。

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