シダ植物
読み:しだ-しょくぶつ

 維管束植物であり、かつ種子植物ではないもの。羊歯植物、歯朶植物。
目次

概要
 植物の一種であり、胞子植物中最も進化した一群のこと。
 シダ植物は葉緑体光合成を行ない、また、という植物体としての構造を持ち、発達した維管束を有する。
 胞子による無性生殖と、卵・精子による有性生殖の双方が可能。

特徴

分類
 植物分類学においては、かつてシダ植物はシダ植物門の1門であった。
 後に、アメリカの生物学者リン・マーギュリス(マルグリスとも)により、シダ植物門、ヒカゲノカズラ門トクサ門の3門に分類される。
 現在では、トクサ類はシダ植物門の下に入れられ、シダ植物門とヒカゲノカズラ門の2門である。

山菜
 シダ植物のうち、蕨(ワラビ)、薇(ゼンマイ)などは山菜として古くから食べられていた。
 また草蘇鉄(クサソテツ)は観葉植物として庭に植えられることがある。
 オオタニワタリも同様で、観葉植物や食用として使われるが、これは主要な種は絶滅危惧種となっている。

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