キュービクル
読み:きゅーびくる
外語:cubicle
高圧受電の設備として使用する機器一式を一つの外箱に収めたもの。
概要
電柱間を渡る配電線の6600Vの電気を、200Vや100Vなどに降圧するための設備を収める金属製の箱である。
駐車場の脇や屋上などに設置される例が多い。関係者以外には普段意識されることのない設備ではあるが、6600Vを敷地内に引き込むためには必要になる。
電力会社の変圧器(電柱に設置された変圧器)を通さずに受電すると、その変圧器を使用する代金に相当する分、電気代の単価が安く済む。その代わり、キュービクルなどの電気設備を維持する費用が必要になり、また保安を確保するために保安規定を定めた上で電気主任技術者を選任(雇用)し、それを国に届け出る義務が生じる。
特徴
中に収める機器の数や大きさによって使用するキュービクルの大きさも変わるが、基本的には一つが幅1m程度の箱になっていて、必要に応じて2〜4個程度並べた大きさのものも使われる。こうして並べると、1面体、2面体、3面体、4面体、のように呼ばれる。
100kVA程度までは1面体であることが多い。1面体はほぼロッカーである。
300kVA程度までは2面体であることが多いが、搭載する機材によっては3面体になることもある。
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