エフェドリン類
読み:エフェドリンるい
外語:ephedrine
覚醒剤の一種。麻黄(マオウ)より抽出したアルカロイド。
概要
次のような物質の総称である。
1885(明治18)年に、長井長義が世界で初めて麻黄より単離し、ヱフェドリン(エフェドリン)と命名した。
薬効薬理
鎮咳作用、気管支拡張作用のほか、交感神経興奮作用、中枢興奮作用等の薬理作用がある。
副作用
これらは総じて、頭痛、めまい、動悸等の副作用を持ち、長期連用により不安や幻覚等の神経症状、また大量服用では不整脈や心停止などの危険性が指摘されている。
覚醒剤の指定
法律では、エフェドリンとして1個中25mgを超えて含有する物(エリキシル剤にあっては1日量中50mgを超えて含有するもの)は劇薬となる。
また、10%を超えて含有するものは覚せい剤取締法により、覚せい原料として規制される。
薬物乱用者の中では、アッパー系ドラッグ(≒覚醒剤)として乱用されているようである。
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