イソプロピルアンチピリン
読み:イソプロピルアンチピリン
外語:IPA: isopropylantipyrine

 ピリン系解熱鎮痛消炎剤。現在、日本のOTC医薬品において唯一配合が認められているピリン系成分である。
目次

物質の情報

基本情報
 

薬品の情報

薬効
 ブロスタグランジンの生合成を阻害し、発痛物質ブラジキニンへの増強効果を抑制する。
 風邪に伴う発熱、喉痛、悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状を和らげる。

副作用など
 ピリン系であるため、アレルギーにより、いわゆる「ピリン疹」と呼ばれる湿疹が生じる場合がある。
 このほか、血液障害、腎機能等の障害が起こる可能性があるほか、胃腸障害、頭痛、倦怠感などを生ずることがある。
 かつて頓服薬の代表だった「セデスG」は前述のような副作用が問題となり製造中止となったが、イソプロピルアンチピリンは効果が強いことから他のセデスシリーズに含む製品がある(セデス・ハイなど)。

規制区分
 (未確認)

風味等
 味は僅かに苦い。

製品例

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