神奈川東部方面線
読み:かながわ-とうぶほうめん-せん
相模鉄道の、東京都心方面への乗り入れを行なうための新線建設の計画。運輸政策審議会答申第18号にある路線で、A1路線(目標年次までに開業)である。
概要
いずみ野線を二俣川駅から東へ延伸させ、二俣川駅‐新横浜駅‐日吉駅、と結び、JR線および東急東横線との相互直通運転を実現するものである。
計画では、西谷で本線系と分かれ、東海道貨物線の横浜羽沢駅近くに「羽沢駅」(仮称)を建設しJRとの直通運転をする「相鉄・JR直通線」と、羽沢駅から新横浜を経て、日吉から東急東横線へ乗り入れる「相鉄・東急直通線」の二つの計画がある。
この両者を合わせて神奈川東部方面線としている。
特徴
路線構成
次の二線から構成される。
- 相鉄・JR直通線(L=約2.7km ‐ 相鉄線西谷駅とJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近間の連絡線
- 相鉄・東急直通線(L=約10.0km ‐ JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近と東急東横線日吉駅間の連絡線
変革
それまで横浜駅という市内でも有数の都市駅に依存していた相模鉄道が、それを新横浜駅へとシフトすることを意味する計画である。
現在は劣悪な新幹線・新横浜駅から他地域へのアクセスの大幅な改善と、新横浜都心、二俣川・鶴ヶ峰副都心の更なる発展に貢献することが期待されている。
相鉄・JR直通線は2009(平成21)年に着工し、開業目標は2018(平成30)年度としている。相鉄・東急線は、2019(令和元)年に開業予定とされている。
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