撮り鉄
読み:とりてつ
鉄道関係の写真を撮ることを趣味とした人たちのこと。また、そのような写真を撮りに出かけること。
概要
鉄ちゃん(鉄道マニア)の一種だと考えられているが、必ずしも彼らは鉄道ファンや鉄道マニアではない可能性がある。
鉄道ファンであり良心的な写真家である人ももちろん大勢いるが、後述するような凶悪な者たちについては、彼らは鉄道車両や鉄道会社などに敬意を払ったりはしないので、鉄道に対する愛はないと言える。従ってこういう者たちについては、彼らの被写体がたまたま鉄道車両というだけで、実際は写真・カメラマニアの一種とみなすことができるからである。
特徴
問題
一部に非常にマナーの悪い者がおり、そのような者は他の鉄ちゃんからも非難を受ける。
線路内に進入するなどして列車の運行を妨害するなどは日常茶飯事。もちろんこれは鉄道営業法違反という立派な犯罪なので、ここ近年は見せしめのためか報道も増えている。しかし当の本人たちは詭弁で返してくるので大変始末が悪い。
また絶好の撮影スポットは往々にして危険な場所なことがあり、撮り鉄が滑落したり、列車に接触するなどして死亡事故になることもある。
凶悪な撮り鉄
鉄道を本当に愛する人たちは、マナーがよい。
しかし近年は、程度を知らない撮り鉄が増え、列車を止めるような事例も相次ぐようになってきた。このため鉄道会社も厳しい態度で臨んでおり、鉄道会社や警察の見回りを強化するなどしている。
2011(平成23)年11月20日13:15(@218)頃、長野県天龍村のJR飯田線為栗駅で駅の撮影のためにホームから線路内に立ち入り電車を緊急停止させた東京都小金井市の男性会社員(75)の場合、撮影中に列車とホームの間に挟まれる事故を起こしたが奇跡的に怪我はなかった。この男は、2012(平成24)年2月21日、鉄道営業法違反容疑で書類送検された。
2012(平成24)年1月31日14:20(@263)頃、横浜市緑区三保町のJR横浜線十日市場‐中山間の三保踏切から線路内に約7m立ち入った東京都町田市の無職男性(43)の場合、パトロール中の神奈川県警緑署員に発見された。その後2012(平成24)年3月23日、鉄道営業法違反容疑で横浜地検に書類送検された。
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