列車番号 (JR)
読み:れっしゃばんごう
外語:train number
JRで用いられている列車番号で、列車を管理するために便宜上付けられた番号。
概要
JRでは原則として、東京駅から遠くへ向かう列車には奇数、東京駅へ向かう方向の列車には偶数の列車番号が付けられる。
JRの列車番号の付け方は次のような原則が存在する。但し、一部には例外もある。
- 最大4桁の数字の後ろに、アルファベット1文字を付ける。
- 数字は下りが奇数、上りが偶数。
- 優等列車ほど数字が小さい。通常、特急は1桁または2桁、普通列車や快速など、料金不要の列車は3桁または4桁。新幹線は原則的には列車の号数がそのまま数字部分となる。例えば「やまびこ39号」は「39B」、「のぞみ1号」は「1001A」などとなる。
- 通常、同じ路線では百の位を揃えるが、列車の行き先や種別などによって百の位を変えることもある。この場合も、例えば同じ行き先なら百の位を揃え、列車番号を見るだけでどのような性格を持つ列車なのか判別できるようになっている。
- 臨時列車は通常、8または9で始まる3桁または4桁の数字となる。試運転列車は、9で始まる3桁または4桁の数字となる。
- 末尾のアルファベットは、列車の種類を表わす。
- 「M」が電車、「D」が気動車。但し、ワンマンや単行列車などを区別するために「T」や「G」などが使われることもある。
- 客車にはアルファベットは付かない。
- 新幹線の場合は、系統ごとに英字が割り当てられている。
特徴
都市近郊の区間
都市近郊の区間では、数字の最初の1桁または2桁で始発駅の発車時刻を時単位、24時制で表わし、下2桁で運用を表わすことが多い。また末尾のアルファベットは、その車両が所属している会社や車両基地などによって決まっている。
例えば始発駅を13:02に発車する、7番運用のJR東日本所属車の列車なら「1307E」などというように決められる。しかしこれは原則であり、一部例外もある。
実例
- 湘南新宿ラインは、特例によって次のように設定されている。
- 宇都宮線に直通する列車は、1600E〜1810E・4600E〜4680E
- 高崎線に直通する列車は、2600E〜2850E・3600E〜3670E
- 横須賀線に直通する列車は、1100Y〜1320Y・4100Y〜4170Y
- 東海道線に直通する列車は、2100Y〜2330Y・3100Y〜3180Y
- 山手線はG 内回りが偶数番号+G、外回りが奇数番号+Gとなる。
例えば、池袋から新宿まで池袋発11:12の内回りに乗車した場合は、28Gとなる。
逆に池袋から東京まで池袋発11:03に乗車した場合は。15Gとなる。
- 京浜東北線や総武緩行線はA、B、Cを使用している。
- 地下鉄メトロ線からJR線に乗り入れをしている列車に関してはSを採用している。
- 八高線(高麗川Y〜高崎)や小海線といった気動車を採用している路線の列車番号の記号はDとなる。
- 埼京線に関しては、K・F・Sが使用されている。Kは各駅停車、Fは快速、Sは通勤快速となる
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