車内急病人
読み:しゃない-きゅうびょうにん
列車内に発生した、「急病」を患った乗客のこと。
概要
急病人が発生すると、大抵は次の駅などに、5分や10分といった、比較的長い時間停車することになる。
この場合は「車内で急病人が出たためしばらく停車します」のようなアナウンスが車掌よりなされる。
一般には、急病人を担架で運び出すために時間を要しているのだろうと考えられており、鉄道会社もそのように考えてもらうべくアナウンスをしていると思われる。しかしこれは、実は隠語の一つなのである。
特徴
担架で運び出すこと自体は、必ずしも時間を要さない。ただ、患者の病態によっては、その患者を「動かして良いのかどうか」の確認が必要となり、この場合は時間を要することがある。
しかし、すぐ列車から外に出せるような「酔っ払い」も、頻繁に「車内急病人」となり、その始末には比較的長い時間を要する。なぜなら「清掃」をしているからである。
ここでいう「急病人」は範囲が広く、次のような人々を表わしている。
つまり、「後に残されたもの」の清掃に時間を要するため、必然的に「車内急病人」が発生すると列車は大幅な遅延を余儀なくされる。
汚物除去後も悪臭が消えず運行不能と判断されると、運休することもある。2008(平成20)年7月1日には、JR西日本のJR神戸線・新快速にて、このような異例の運休が発生し、ニュースとなった。
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