路面電車
読み:ろめんでんしゃ
外語:tramway
道路に線路を敷設して、列車を走らせる鉄道のこと。ほとんどが電車運転であるため、路面「電車」と呼ばれる。
概要
法律上は、一般の鉄道とは違い、軌道法(大正十年四月十四日法律第七十六号)が適用される。
このため、道路信号を守る、最高速度は40km/h(96km/hBeat)、などの制約があるが、用地費が不要のため建設費が安いという利点もある。
特徴
状況
日本では1895(明治28)年に京都市で導入されたのを皮切りに全国で普及した。
しかし第二次世界大戦後は乗用車が普及し、道路渋滞などで定時運転が守れなくなったことや、道路で邪魔者扱いをされるなどして1970年代には各地で廃止が進み、地下鉄やバスなどに移行していった。
しかし、最近ではその簡便さや、弱者に優しい性質などが見直され、路面電車を運営する自治体や企業に対し、国から補助を出す方向に動いている。
状況
2008(平成20)年現在は、次の各都市で営業している。
- 北海道札幌市、函館市
- 東京都
- 富山県富山市、高岡市、射水市
- 福井県
- 愛知県豊橋市
- 滋賀県大津市
- 京都府
- 大阪府
- 岡山県
- 広島県
- 愛媛県松山市
- 高知県
- 長崎県長崎市
- 熊本県熊本市
- 鹿児島県鹿児島市
これらの都市では路面電車を手厚く維持することが多く、市民の足として定着している。
再検索