電機子チョッパ制御
読み:でんきしチョッパせいぎょ
外語:armature chopper control

 直流車のモーター制御方法の一。
 直流電動機の電機子に半導体を接続し、半導体のオンオフによって電圧を切り刻んで、モーターの回転を制御するもの。
 抵抗制御と比べて、省エネルギー、省メンテナンス、抵抗が無いので発熱も無い、回生ブレーキが実現可能などの利点があり、1970(昭和45)年に、阪神電鉄7000形で初めて採用されたのを皮切りに、全国の私鉄で各停用車両や地下鉄用車両に採用された。
 しかし、初期の車両では取り替え用の部品が既に製造終了となっており、代替部品も無いという問題に直面しており、VVVFインバーター制御などに改造したりして、何とかしのいでいる。
コラム(電機子チョッパ制御の回路概念図)
・直流直巻モーター方式の場合(初期の車両)
  電源(パンタグラフなど)
            │
            └───チョッパ──界磁──電機子──┐
                                                 台車
・直流分巻モーター方式の場合(東京メトロ01系など)
  電源(パンタグラフなど)
            │
            │    ┌─チョッパ──界磁───┐
            │    │                        │
            └──┴─チョッパ──電機子──┤
                                           台車

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