防護無線
読み:ぼうごむせん
外語:protective radio

 列車事故などが起きた際、二次災害を防ぐために流す無線のこと。
 特定の周波数に特定のトーンを乗せて発信する。すると半径1km程度に無線が届き、これを受信した列車の無線機が一斉に鳴り響く。運転士はこの鳴り響く音を聞いた際は、直ちに列車を停止させなければならない規則になっている。
 しかしかつて首都圏で、何者かによって異常が無いのに防護無線が鳴らされる被害が相次いだ。また、JR常磐線の綾瀬駅で発信された防護無線が、直線距離で15kmも離れた中野まで届き、中央線が止まったこともある。このため、防護無線を受信しても列車を止めない運転士もいるらしい。
 JRではほぼ全線に導入され、一部の私鉄にも導入されているが、異なる会社間のシステムには互換性が無い。

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