湘南電車
読み:しょうなんでんしゃ
外語:Shonan electric car
1950(昭和25)年に東海道線東京〜沼津、伊東間に投入された、モハ80系電車の愛称。公募で決まった当初の愛称は "湘南伊豆電車" であり、これが短くなって "湘南電車" と呼ばれるようになった。
静岡県の特産品である、お茶の緑とみかんのオレンジをあしらった塗色で人気を集めた。これはアメリカ西海岸の伝統的な鉄道、グレートノーザン鉄道(現、バーリントンノーザンサンタフェ鉄道)の列車塗色を参考にしたという説もあるが、国鉄の発表では "お茶の葉とみかんの実の色である"とされている。
その後投入された113系や115系などの電車にもこの塗色が施され、それらの電車もまた "湘南電車" と呼ばれた。また、東海道線以外にも、全国各地にこの塗色の電車が登場したが、登場当初は各線区で初期不良が相次ぎ"遭難電車" などと皮肉を受けることもあった。
しかしよくよく考えると、湘南地区は神奈川県であり、沼津市や伊東市がある静岡県ではない。
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