ツーシート工法
読み:ツーシートこうほう

 船舶や最近の鉄道車両に使われる工法の一。
 209系などで採用された工法では、内板の一部に楕円の凸凹を入れて構造補強を施し、さらにその先端をステンレス製の外板に溶接して貼り付けている。これにより、骨組みが省略できる利点がある。
 元々は船舶向けの技術であり、巨大なものを作りやすく、大量生産に向いているが、車体の一部が大きく歪むような事故に遭った場合、骨組み構造より修理が行ないにくいという欠点がある。
 209系では川崎重工業製の車両で採用されている。

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