怪盗セイント・テール (まんが)
読み:かいとうセイントテール

 立川恵(たちかわめぐみ)著作の少女まんが。講談社なかよし連載。
 主人公・羽丘芽美(はねおかめいみ)と友人の深森聖良(みもりせいら)は、聖ポーリア学院の生徒。聖良は学院にある礼拝堂のシスター見習いをしており、芽美は聖良の元に救いを求めてきた人のため、夜に怪盗セイント・テールとなり人を助けていた。
 また同級生のアスカJrこと飛鳥大貴(あすかだいき)は、市長からの依頼のもと怪盗セイント・テール逮捕に執念を燃やすも、実は正体も知らずにセイント・テールに惚れており、芽美も密かにアスカJrに思いを寄せていた。
 芽美の父親はマジシャン、母親は元怪盗(人助けのセイント・テールとは違い本物の泥棒 "怪盗ルシファー")。アスカJrの父親(飛鳥友貴) は刑事で、刑事になりたての若いころに怪盗ルシファーを追いかけていた。
 作者の立川恵は、俗にぴえろ魔女っ子4部作と呼ばれるスタジオぴえろ制作の テレビ動画シリーズ (魔法の天使クリィミーマミ、魔法の妖精ペルシャ、魔法のスターマジカルエミ、魔法のアイドルパステルユーミ) のうちのマジカルエミが好きで、このような作品を作ってみたいという所からセイント・テールが生まれた。そのせいもあり、マジカルエミと同様にマジック絡みの変身物で、好きな人が自分の正体を知らずに変身後の自分に惹かれていく展開や、セイント・テールの衣装など、各所でマジカルエミを意識した作品になっている。

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