ドラゴンクエストIX 星空の守り人
読み:ドラゴンクエスト-ナイン-ほしぞらのまもりびと
外語:DQ9: DRAGON QUEST IX
スクウェア・エニックス
により2009(平成21)年7月11日に発売された、
ドラゴンクエスト
の九作目。
リメイク版を除くと、シリーズとして初のニンテンドーDS用ソフトである。
目次
仕様
基本情報
オリジナル版
スタッフ
関連作品
出荷本数
概要
ゲーム内容
人気
特徴
ゲームシステム
戦闘シーン
セーブは一つ
すれちがい通信
宝の地図
発売まで
仕様
基本情報
ゲームジャンル:
ロールプレイングゲーム
開発元: レベルファイブ
発売元:
スクウェア・エニックス
プレイ人数: 1人〜4人
オリジナル版
動作機種:
ニンテンドーDS
発売日: 2009(平成21)年7月11日
メディア
: DSカード
希望小売価格: 5,980円(税込、本体価格5,695円)
売上本数: 約400万本(2009(平成21)年9月現在)
レーティング:
CERO
A(全年齢)
セーブ方式: DSカード内蔵メモリー
セーブ個数: 1
その他機能
ワイアレス通信によるマルチプレイ(最大4人)
すれちがい通信
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
スタッフ
シナリオ:
堀井雄二
音楽
:
すぎやまこういち
キャラクターデザイン:
鳥山明
関連作品
所属シリーズ:
ドラゴンクエストシリーズ
前作:
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
(2004(平成16)年)
次作:
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
(2012(平成24)年8月2日)
関連作:
ドラゴンクエスト マクドナルドのたびびとたち (2009(平成21)年)
出荷本数
国内推定販売本数は発売二日後の2009(平成21)年7月13日時点で234万3440本を達成したと発表されている。
また発売から約2ヶ月後の2009(平成21)年9月24日、国内における出荷本数400万本を突破したと発表した。
概要
ゲーム内容
ロールプレイングゲームである。
フィールドを移動してストーリーを進めていく、
ウルティマ
スタイルを継承。
従来と同様にコマンドバトルを用いた、
ウィザードリィ
スタイルを継承。
キャラクターをプレーヤー自身が作り、連れ歩くことが出来る(
ドラクエ3
以来)システム採用。主人公の性別も選択可能(
ドラクエ4
以来)。
キャラクターの名前は5文字(ひらがな、カタカナ)に増えた(ナンバリングタイトルとしては初)。
人気
ドラクエ3以来、久々に自分でキャラを作れるとあって好評を博した。
昔のシリーズのボスなども出て来るため、古くからのドラクエファンは都度楽しめるようになっている。
ゲームクリア後は従来のドラクエ以上に廃人仕様となっている。宝の地図(後述)の交換などが最たる例で、可能な限り中古に流れないように工夫されているようである。
特徴
ゲームシステム
ニンテンドーDS用ということで過剰なビジュアルは無いが、PlayStationの頃から導入された3D画面は健在である。
美しいCGムービーなどもあるほか、キャラクターカスタマイズで自分ごのみのキャラを作ることや、ワイアレス機能を使ったマルチプレイにも対応している。
戦闘シーン
ドラゴンクエストは、戦闘システムは
ウィザードリィ
から受け継いだコマンドバトルを採用している。
一時は、戦闘シーンがアクションに変更され、ネットワークRPGなどでも馴染みのスタイル、いわゆるアクションRPGとなった旨が発表された。
しかし不評だったらしく、再びコマンドバトルに戻されたらしい。
セーブは一つ
復活の呪文が廃止された三作目以降、セーブは三ヶ所が伝統的であったが、本作は一つしか保存できない。
分岐しそうな所で念のため保存しておいて、やり直す、といったことが実質的に出来なくなった。
すれちがい通信
通信機能対応で「すれちがい通信」と呼ばれる機能が実装されている。
ある程度イベントが進むと、セントシュタイン城の宿屋の依頼で客の呼び込みが可能になる。客の呼び込みの条件は、同様にドラゴンクエストIXを所有して同様に客の呼び込みをしている人である。
プレーヤーは短いメッセージを登録しておくことが可能で、相手はそれを読むことができる。また「お土産」として「宝の地図」を交換し合うことが可能。
一度に呼び込めるのは3人までで、それ以上は一旦すれ違い機能を解除し、再度すれ違い機能をセットする必要がある(手動で30秒程度必要)。
呼び込んだ客の数が増えると宿がどんどん大きくなっていき、50人獲得で称号が獲得できる。
特に
秋葉原
は、駅に行っただけで軽く数人とすれ違えるなど盛況で、効率的にすれ違えるように秋葉原各所に「すれ違いスポット」が出現するなどした。
宝の地図
ドラゴンクエストIXの世界に点在するダンジョンの場所が記されたアイテムの通称が「宝の地図」である。洞窟内には貴重なアイテムなどが眠っているが、強力なボス敵もいる。
実際には「宝の地図」という名前のアイテムがあるのではなく、「○○○の地図」という形式で、様々なものがある。
旅の途中で貰えたり、クエストを達成した報酬として得る。その他に、すれ違い通信をした相手から「お土産」として貰うこともできる。
ダンジョンの位置や構造、出現モンスター等はランダムで作られ、一説には1677万通りあるとする。地図の名前は1677万通りもないので、偶然同じ名前の地図であっても欲しい地図とは違うものの可能性もある。
有名なものは次の通り。
見えざる魔神の地図Lv87 (まさゆきの地図) メタルキングしか出てこない階があり経験値が稼ぎ放題の地図
あらぶる光の地図Lv86 (川崎ロッカーの地図) レアアイテムが多く手に入る地図
発売まで
当初は「2007(平成19)年発売予定」とされたが、順調に開発が遅れた。
2009(平成21)年3月28日発売予定が発表されたが、2009(平成21)年2月12日に恒例の延期が発表され、2009(平成21)年7月11日発売予定とした。この日の決算会見の席において和田洋一社長は「デバッグが間に合わなかったため」と説明した。
バグ
は、とても客に出せる状態ではない程大量であったらしく、チューニングで済むレベルではなく延期が必要な事は自明だったとしている。
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