システム基板
読み:システムきばん

 アーケードゲームで、マイクロプロセッサーなどを各ゲームで共通化したもの。
 かつてはそれぞれのゲームごとに専用の基板を毎回開発していたが、これは非常に手間がかかり、コスト的にも不利であった。そこで、マイクロプロセッサーやグラフィックチップなどを各ゲームで共通化し、量産効果を期待したもの。
 家庭用ゲーム機と同様に、そのシステム基板に対応したゲームであれば、ROMを差し替えるだけでゲームの交換が可能である。
 古くは1980年代前半に、データイーストの "DECOシステム" や、コナミの"バブルシステム" などが開発されたが、これらは他社には受け容れられなかった。1980年代後半になり大手ゲームメーカー各社が競うようにシステム基板を開発し、現在は "ドリームキャスト互換"、"PlayStation互換"を謳った家庭用ゲーム機への移植を容易にしたシステム基板もある。

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