となりのトトロ
読み:となりのトトロ
1988(昭和63)年。徳間書店、監督・原作・脚本/宮崎駿、作画/佐藤好春、美術/男鹿和雄、声の出演/日高のり子、坂本千夏、糸井重里ほか。
昭和30年代の関東近郊の農村・松郷(まつごう)を舞台に、幼い姉妹ともののけ "トトロ" 達との交流を描いたファンタジー。子供から大人まで幅広い支持を得た。
作品の舞台のモデルは埼玉県所沢市近郊で、"松郷" という地名も所沢市に存在する。ちなみに、はじめは "所沢のオバケ" という題名だった。この所沢(ところざわ)を宮崎監督の知り合いの小さな女の子が舌足らずに"ととろざわ" と言ったことから "トトロ" というもののけの名前を思いついたらしい。また、北欧神話の "トロル" の訛りであるとも、とろとろといつも眠そうにしているから、ともいわれている。
主人公、草壁サツキ(CVは日高のり子)に萌える逸般人が多く出現した。サツキの父の "とうさん" こと草壁タツオ(CVは糸井重里)のモデルは考古学者の藤森栄一だと言われており、作中でも "縄文農耕説" (縄文時代に農業が行なわれていたという説)を執筆している姿が描かれている。
人間大サイズの巨大トトロヌイグルミは10万円もした。子にねだられた親で、実際に子に買い与えた人が何人いるのか、それは誰も知らない。
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