あずきちゃん (まんが)
読み:あずきちゃん
外語:Azuki-chan

 原作:秋元康、画:木村千歌で、講談社なかよし連載の恋愛まんが。連載期間は1992(平成4)年8月号〜1997(平成9)年4月号。全5巻。NHKで第一期〜第三期まで各39話(計117話)のアニメ版が放送されている。
 ストーリーは主人公の野山あずさ(あずきちゃん)と小笠原勇之助との小学5年生から中学3年生まで(コミックス各巻で毎年成長する)の恋の物語。その過程と精神的成長が非常に丁寧に描かれ、男女問わずに共感を呼んだ。
 あずきちゃんは新学期に転校してきた勇之助くんに一目惚れ、そして様々な経緯を経て幸せなカップルとなっていく…。しかし小学生編の最後で勇之助は親の都合によりアメリカへ行くこととなり、2人は別れることとなる。中学生編では傷心のあずきちゃんの前に松岡竜一というちょっと強引な少年が登場、強力なアタックの前に付き合うようになった2人の前に再び勇之助が現われたり、2人の間で悩み苦しみ最終的に1人でいることを選ぶなど、揺れ動く乙女心や現実的な恋愛が描写された。
 最後には再びアメリカへ行くことになった勇之助に対して、衝動的に空港の搭乗口まで駆け付け、泣きながら "いかないで!" と叫び、2人はその後の連絡を約束。そして中学卒業後、エピローグ的な最終話 "未来の時計" にて25歳のあずきちゃんが描かれ、そこではあずきちゃんは勇之助と結婚し2児の母となっているというハッピーエンドとなった。

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