ヤダモン
読み:ヤダモン
外語:YADAMON

 NHK系列で放送されたテレビアニメ
目次

あらすじ
 魔法の森から人間界に修行に来た魔法少女のヤダモンは、時の妖精タイモンと共に、ルブラン家に居候することになった。
 平和に時は流れてゆくが、謎の卵とキラの陰謀は徐々に進行し、やがて人間界や魔法の森、妖精の森までがその影響を受けることになる。

概要
 2007(平成19)年12月20日よりDVD-BOXが発売された。全2巻。
 
 
 1巻に1話から85話、2巻に86話から170話が収録されている。
 2009(平成21)年12月現在、特別なプレミアは付いていないようである。

特徴

構成
 1話10分で、月曜から金曜までの週5回を一つのまとまりとして構成された。
 ストーリーは一本に繋がっているが、物語は大きく前半と後半(キラ編)に別れる。
 前半は小さなお友達向け、後半は大きなお友達向けとなっている。

後半
 元々は幼児向けの番組かと思われたが、後半はキラを中心とした複雑なストーリーが展開され、子供には理解が難しい作品となった。
 キラの魔の手がルブラン家を中心に広がるが、最後には復活を遂げたヤダモンとの一騎打ちとなり、最終話においてヤダモンはキラを打ち倒す。
 ラストについては深く語られておらず、このため諸説ある。

主題歌

主な登場人物

魔法の森
ヤダモン (かないみか)
 主人公の魔法少女。魔法の森から人間界にやってきた落ちこぼれ魔女。
 最初の頃は、満月の夜にタイモンが時間を止めた間だけ、掃除機に載って空を飛ぶことが出来る程度の能力だったが、ストーリーの進行と共に、徐々に成長を遂げる。
 魔女の森の最後の子供とされている。
 最終話では、キラとの一騎打ちとなる。キラを倒すも、自身は精神だけとなって魔女の森へ帰ったと考えられている。
女王 (川浪葉子)
 ヤダモンの母親で、魔女の森の女王。
キラ (皆口裕子)
 闇の力を操る魔女。
 闇の進化により絶滅に瀕していた魔女が生き残れると考えたが、失敗した。結果、女王とベリアルによって卵に封印された。
 しかし、その卵がジャン・ルブランの祖父ウィリアム・ルブランにより発見され、クリーチャーアイランド研究所に運ばれてしまい、やがてヤダモンをそそのかして封印を破り復活してしまう。
 最終話では、ヤダモンとの一騎打ちとなる。
ベリアル (岡のりこ)
 女王とキラの師匠の魔女。
 キラの闇を吸い込んで消滅した。

妖精の森
タイモン (水原リン)
 ヤダモンの後を追って人間界に来た時の妖精。時間を止めることができる。
 苺が好物。(温かい)シャワーを好むが、冷水のシャワーが嫌い。
 妖精の森の最後の子供とされている。
 実は美少年で、ストーリーの最後にその姿を現わすが、人間界に来るときに父親である妖精王にぬいぐるみのような姿に変えられてしまった。
 最終回では、蘇生し、聖フェアリーストーンを使って妖精の森に帰ったと考えられている。
妖精王
 タイモンの父親。
シンウィ (松本保典)
 泡の妖精。時々人間界にやってくる。

ルブラン家
ジャン・ルブラン (岩坪里江)
 ヤダモンが居候するルブラン家の長男で一人息子。
 準主役で、ヤダモンとは兄妹のように接する。
マリア・ルブラン (鈴木麻巳)
 ジャンの母親。生物学者。ヤダモンだけジャンママと呼ぶ。
 クリーチャーアイランド研究所の所長。
エドワード・ルブラン (二又一成)
 ジャンの父親。科学者、獣医。通称エディ。ヤダモンだけジャンパパと呼ぶ。
 クリーチャーアイランド研究所勤務。
ウィリアム・ルブラン (槐柳二)
 エディの父親、つまりジャンの祖父。ヤダモンだけジャンパパパパと呼ぶ。
 研究者で、ガラパゴスにて謎の卵を見つけてしまった。

研究所
ブッチ (安西正弘)
 クリーチャーアイランド研究所に謎の卵を盗みに入るが見つかって失敗、以降は研究所勤務者となる。
 異母兄弟のエンリコと仲がよい。
 ヤダモンのことを「スーパー女の子」と呼ぶ。
エンリコ (塩沢兼人)
 クリーチャーアイランド研究所に謎の卵を盗みに入るが見つかって失敗、以降は研究所勤務者となる。
 異母兄弟のブッチと仲がよく、兄ブッチを「お兄たま」と呼ぶ。
 ヤダモンのことを「スーパーお嬢様」と呼ぶ。

その他
ハンナ・フローゼ (南杏子)
 ジャンの同級生で、ガールフレンド。
リック (山崎たくみ)
 ジャンの同級生で、ガキ大将。
 元々はいじめっ子でジャンをいじめていたが、後にジャンの良き友に。
 ドラえもん的にはジャイアン相当。
ピート (コヒエミオコ)
 ジャンの同級生で、リックの手下。腰巾着ともいう。
 ドラえもん的にはスネ夫相当。
マナティ (中村紀子子)
 洞窟に住む魔法を使うマナティ。
 ヤダモンは「マナティおばさん」と呼んでいる。
ソフィ (岩坪理江)
 病院でタコ上げをしていた少女。
 大人ばかりの魔法の森で唯一の子供だったヤダモンには友達がなく、初めてできた友達であった。
 しかし、彼女は余命が幾ばくもなかった。ソフィは、魔法でタコをあげて欲しいと最後の願いを述べる。ヤダモンは魔法を使わず必死にタコをあげ、それを見たソフィは、遂に息を引き取るのであった。

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