カラオケボックス
読み:カラオケボックス
外語:Karaoke box
カラオケ
を主たる用途とした部屋と設備を整えた娯楽施設の通称。
目次
概要
主要な店舗
特徴
利用方法
現状
初めて
基本ルール
料金体系
体系概要
最短時間
時間帯と曜日
昼と夜
昼間
夜間・深夜
春・盆・年末年始
フリータイム
概要
個人事業のような小さな店から、全国展開している大手まで、様々なものがある。
店ごとに料金体系や利用方法などもまちまちで、統一がないのも特徴。
日本生まれの文化で、東アジアにも広がっている。
主要な店舗
主要なチェーン店は次の通り(50音順)。
歌広場
カラオケ館
カラオケの鉄人 (鉄人化計画)
カラオケ本舗まねきねこ (コシダカ)
ジャンボカラオケ広場(ジャンカラ) (東愛産業)
パセラ
ビッグエコー(BIG ECHO) (第一興商)
特徴
詳細は後述するが、日本のカラオケボックスは、時間帯と利用人数に応じて料金が決められることが多く、そのため一つの部屋を何人で使っても一人当たりの単位料金は変わらないことが多い。
このため、混雑時間帯は一人での利用を制限する店もある。
平日昼間のような人の少ない時間帯は部屋代を安く設定し、休日や夜間などは高く設定する店が主である。
ワンドリンク制
を導入する店もある。
利用方法
現状
カラオケは、複数人数で楽しむのが一般的だが、最近は一人で楽しむ「ヒトカラ」なども流行していて、部屋が狭い上に料金も高いがヒトカラ専門店もある。
人前で歌う本番(?)の前に一人で練習するのもありだろうし、JOYSOUND機種では採点点数で全国対戦できる「ゲーム」を提供しているため、このためにヒトカラをする人も少なくない。
カラオケは、店舗によってかなりルールが違っているため、初めての店では面食らうことも少なくない。大まかな利用法は、次のようになっている。
初めて
会員登録が必要な店と、そうでない店がある。
何が起こるかわからないので、初めて行く店の場合は身分証明になるものを持っていたほうが良い。
会員登録が不要でも、入会すると割引料金になる店もある(会員割引で20%〜25%引き程度が多い)。
基本ルール
おおむね、次のような順序で歌って帰ることになる。
受付する
時間と人数を聞かれるので、答える。例えば「一人で2時間です。」など
受付に受付用紙が用意され、ここに「名前、年齢、人数」などを一覧形式で書き、空き部屋ができるまで待つ店もある
店によっては、次のようなものが選べることがある
機種 (
DAM
系、
JOYSOUND
系など)
ドリンクの有無
禁煙室、喫煙室の選択
(前払いの場合)料金を払う
チェーン店の場合は、
現金
のほか、
クレジットカード
や
電子マネー
などが利用可能
一般に「人数」に課金される。まれに「部屋」で課金される店も
部屋番号が通知される
部屋番号が書かれたレシート等が渡されることが多い。部屋番号の書かれた「リモコン」が渡される店もある
帰るとき、この受け取った一式を再び受付に返す必要があるので、壊したりなくしたりしないこと
指定された部屋に入る
入る前に部屋番号をよく確認すること
選曲する
古典的には、「歌本」と呼ばれる電話帳のような本から、曲を探し、番号をリモコンで入力していた。
最近は、
タッチパネル
式のリモコンで選曲するのが一般的である。
歌う
選曲したら、すぐに曲が始まるので、熱唱する
「採点機能」などの機能付きの装置では、歌った後に採点してくれる(ON/OFF可)。この点数で「全国対戦」できることもあり(JOYSOUND)流行している
歌い終わったら、再度選曲する。あらかじめ複数の曲を選曲しておくと順番に再生される
なお複数人の場合、例えば三人ならA→B→C→A→B→Cのように順番に歌うという暗黙のルールがあるので、守る。さもないと喧嘩になる恐れあり
喉が渇いた場合は、受付直通の内線電話で飲み物の注文も出来る
音量調節は、リモコン等でも出来るが、装置のボリュームを操作することもできる。大抵、音楽とマイクは別に音量設定可能
トイレは別室なので、部屋を出る前に番号を再度よく確認する。忘れた場合は受付に行けば教えて貰える
退室
店によっては、終了10分前に部屋に電話が掛かってくる。延長するかどうかは、喉や、同室の人たちの状況で決める
延長しない場合は延長しない旨伝える。「延長しません。」など。この場合は、電話を切ったあと、残る時間に歌う1〜2曲を決める。延長の場合も同様に「30分延長してください。」などその旨伝える。なお、料金体系切り替えの時間をはさむ場合、延長すると延長分は料金体系が変わることがあるので注意
一部の店では、自動延長システムとなっていて、終了時間で電話が掛からない店もあり、最初の受付で通達される。この場合、延長する場合でも連絡は不要。最後の清算時に、その時間分の料金が請求される(混雑時等で、事前に延長不可と言われている場合を除く)
店によっては注文装置一体型のリモコンで終了時間10分前が通達されたり、延長を申請できるところもある
終了時刻は、最初に渡された部屋番号の書かれたレシートのような紙に書かれていることが多い。なくさないこと
店によって違うが、終了時刻の超過は10分程度まで許容されることが多い。それを超えると延長料金を請求される(店の料金体系に応じるが、大抵の店は30分単位)
受付
最初の受付で受け取った一式を持って、再度受付に行く
(後払いの場合や、別料金の飲食物等を注文した場合)料金を払い、帰る
お疲れ様でした。
料金体系
体系概要
料金体系は店ごとに大きく違い、統一性が殆どない。
料金は「1時間単位」のほか、「30分単位」で表示する店も多い。後者の場合、1時間歌えば倍なので注意されたい。1時間表示の店も、延長は30分単位で受け付ける店が多い。
そして「通常」「飲み放題」「フリータイム」などの体系を設定する店が多い。
なお、料金は多くの場合「一人単位」であり、人数倍される。例えば1時間1000円だとすると、一部屋であっても、二人なら2000円、三人なら3000円取られる。
最短時間
最長は開店から閉店までであることは自明だが、では最短はどうか。
これも店ごとに様々である。
30分単位で値段を表示していても最短1時間とする店がある(この場合は30分で出ても1時間ぶんの料金となる)ほか、ジャンカラのように30分でも可とする店もある。
時間帯と曜日
昼と夜
たいていの店で、「昼」と「夜」に分けられている。その境は、18時から20時頃の間に設定する店が多いが、客足に応じて設定されるため、地域環境などに応じて変わってくる。
そして基本的には、客の少ない時間帯つまり昼は激安であり、客の多い時間帯つまり夜は高い、という両極端である。競争の激しい立地の場合は、安め、ないし客の多い時間帯でも値を上げない設定になることが多い。
昼間
昼間は、たいていの店で室料が激安設定で、その代わり「
ワンドリンク制
」(別名ワンオーダー制)とする店が多い。
「ワンドリンク制」とは、一回の入室につき一人一杯、何か飲み物を頼まなければならない(もちろん別料金)ルールである。室料が安い代わり、飲み物で稼いでいる。この料金体系では、長居するほうが得になる。
ドリンクの代わりに、一人につき300円以上の飲食、などとする店もある。
「激安」がどの程度かというと、夜間が室料400円程度の店で、昼間が室料40円以下に設定されている例がある。
夜間・深夜
夜間は、おおむね高い。その代わり、1ドリンク制などの「ケチな」ことはしないことが多い。
平日などは安めに設定され、週末や休日前はそれよりいくらか割り増しに設定する店が多い。
春・盆・年末年始
春休み、盆休み、年末年始など多くの人が休みになる期間は、特別割増料金になる。
特に年末年始などはいつもの倍くらいに値上がりする店も少なくない。
フリータイム
フリータイムとは、客の少ない曜日の夜や深夜に、時間自由(但し最長でも閉店まで)の定額で部屋を貸すサービスである。
「客の少ない」という条件であるので、これも店(の立地条件)に応じてずいぶん違う。
夜の時間帯すべてをフリータイムとして提供するお得な店もあれば、23時以降や0時以降などの深夜に限って提供する店もあり、また曜日によって提供しない店もある。朝フリータイム・夕フリータイム・夜フリータイムなどに分け、時間帯が設定されている店もある。
混雑した場合は退室を条件とするフリータイムの店もあり、こういった店では「3時間保証」「3時間半保証」など、一定の時間の保証があり、この場合でも時間指定で入るよりは安くなる。
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