紅の豚
読み:くれないのぶた
1992(平成4)年。徳間書店/日本航空/日本テレビ/スタジオジブリ、監督・原作・脚本/宮崎駿、作画監督/賀川愛、河口俊夫、声の出演/森山周一郎、加藤登紀子、桂三枝、上条恒彦他。
1920年代末期のイタリアを舞台に描かれた、宮崎監督の趣味的思い入れがたっぷりの航空活劇。
但し監督は後にオタク要素を極限まで出し切ったこの作品を後に自己批判し、"作ってはいけない作品だった" と述べている。
原作は、月刊モデルグラフィックスに掲載された "飛行艇時代" で、当初は日航機の機内で上映する小品として企画されたが、長編映画として作ることになった。しかし制作中、舞台に予定していたユーゴスラヴィアで内戦が勃発、ショックを受けた宮崎監督はユーゴを舞台から外したという。
渋い配役、渋いストーリーから、子供だけでなく大人への人気も高く、興行収入は魔女の宅急便を上回る56億円を記録した。
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