ライフゲーム
読み:ライフゲーム
外語:Game of Life

 ケンブリッジ大学の数学者、ジョン・ホートン・コンウェイ(John HortonConway)によって発明されたセルオートマトン。アメリカの科学系雑誌、"サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)" 誌の1970(昭和45)年10月号及び1971(昭和46)年2月号で、マーティン・ガードナー(Martin Gardner)が紹介して以来爆発的に流行し、"ライフライン" というライフゲームのことだけを取り扱う会報まで登場、その加熱ぶりは1974(昭和49)年の "Time" 誌において「ライフゲームの大群が数百万ドルの貴重なコンピューター時間を食ってしまっている」と書かれる程であった。
 ライフゲームの語源は、これがまるで生物の様に動いていくことから名付けられた。
 ライフゲームは二次元のセルオートマトンであり、一つのセルは "占拠" と "非占拠" の二つの状態を持つ。あるセルが "占拠" の状態だったとき、その周囲に二つあるいは三つの占拠されたセルがあれば次世代でも "占拠" の状態をとり(生存)、それ以外であれば次世代では "非占拠" となる(死滅)。一方、あるセルが "非占拠" の状態だったとき、周囲に三つの占拠されているセルがあったとき次世代では "占拠" となり(誕生)、それ以外では次世代でも "非占拠" のままというルールをもつ。
 ライフゲームでは、頻出するパターンや印象的なパターンが数多くある。代表的なものに、何世代を経ても外圧が無ければなんらの変化も示さない"ブロック" (4つの生存しているセルからなり、正方形の形になる)、90度回転を繰り返し、二世代後には元の形に戻る "点滅信号機" (一列に並んだ3つの生存しているセルからなる)、定期的に同じパターンを打ち出す"グライダー打ち出し銃" 及び打ち出された "グライダー" などがある。
コラム(有名な形)
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┃  ブロック    ┃  **    ┃
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┃  点滅信号機  ┃    *    ┃
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┃  グライダー  ┃    *    ┃
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