アムロ・レイ
読み:アムロ-レイ
外語:AMURO RAY

 "機動戦士ガンダム" の主人公。CV古谷徹
 父はテム・レイ。母はカマリア・レイ。両親が不仲により別居した後は、地球連邦軍の軍属技術者であった父と共に転居を繰り返していた。父親の影響からか、機械いじりの好きな少年時代であった。
 "機動戦士ガンダム"の時代。後に "一年戦争" と呼ばれるジオン公国の独立戦争が始まった時、15歳のアムロは宇宙コロニー "サイド7" に住んでいた。コロニー内部にジオン軍のモビルスーツ部隊が侵攻してきたとき、緊急避難的に地球連邦軍の新型モビルスーツ "RX-78 ガンダム" を操ったアムロは、まったくの初心者だったにも関わらずジオン軍のモビルスーツ"MS-06 ザクII" を2機撃破するという離れ技を演じてみせる。やがて、正式に地球連邦軍軍人となったアムロは、強襲揚陸艦 "ホワイトベース" 搭載のモビルスーツパイロットとして各地を転戦。終戦までめざましい戦功を挙げ続けた。一年戦争時には名実ともに連邦軍のエースパイロットであり、連邦軍を勝利に導いた英雄であった。
 まったくのシロウトでありながらベテランのパイロットを凌ぐ活躍を見せるアムロの戦闘データは、かなり早い時期から連邦軍総司令部の注目するところとなり、アムロは人類の変種ともいえる "ニュータイプ" の実例として認められる事となった。連邦のニュータイプ研究はジオンよりかなり遅れていたが、偶然ではあったが、連邦はジオン軍に先駆けてニュータイプの実戦部隊を手に入れたのである。
 一年戦争から7年。"機動戦士Zガンダム" の時代、アムロは連邦軍で不遇をかこっていた。"地球連邦軍地球防空司令基地士官候補生指導官" という役職はあったものの仕事があるわけではなく、実質的な軟禁生活であった。サンライズの公式設定によると、一年戦争の英雄だったアムロは終戦後に "ニュータイプ" としての自らの体験談をマスコミなどに語っていたらしい。連邦政府は、アムロが第二のジオン・ダイクンとして宇宙植民者たちの偶像となることを恐れたのだった。自暴自棄となり、怠惰な生活を送っていたアムロだったが、連邦軍の地球至上主義者によるエリート組織"ティターンズ" と、反連邦(反ティターンズ)組織 "エゥーゴ" との武力抗争(グリプス戦争)の最中、一年戦争時のライバルだったシャア・アズナブル(この時の名はクワトロ・バジーナ)や、旧ホワイトベースクルー達に励まされて立ち直り、エゥーゴの監視下から逃走。地球でのエゥーゴ支援組織である "カラバ" に参加して、再びモビルスーツのパイロットとなった。カラバでのアムロは "アウドムラ隊モビルスーツ隊隊長" である。グリプス戦争後、しばらくは、アムロの活躍は映像として描かれていない。外伝はあるものの、2001(平成13)年現在、サンライズの公式設定で認められたものではない。だがカラバかエゥーゴで "第一次ネオ・ジオン戦争"にも参加していた事は容易に想像できる。
 グリプス戦争から3年、"機動戦士ガンダム 逆襲のシャア" の時代。アムロは宇宙にいた。弱体化したエゥーゴを再編成した "ロンド・ベル隊" の旗艦 "ラー・カイラム" のモビルスーツ隊隊長だった。公式設定では、ロンド・ベル隊の任務は、旧ネオ・ジオン兵の逮捕と、シャア・アズナブルの捜索となっている。2年間に渡る捜索でも、宇宙植民者の反連邦感情は強く、この任務は成果を挙げられなかったようだ。その後、ロンド・ベル隊は、"第二次ネオ・ジオン戦争" と呼ばれるシャアを総統とするネオ・ジオンとの戦争の最前線を戦う事になる。この戦争で、アムロは長年のライバルだったシャアと戦い、見事、シャアの企みを阻止する事に成功したが、その戦闘中に行方不明となってしまった。
アムロ・レイ搭乗機(画面で確認できるもの)
  RX-78-2  ガンダム
  RX-77    ガンキャノン
  RMS-099  リック・ディアス
  MSK-008  ディジェ
  RGZ-91   リ・ガズィ
  RX-93    νガンダム

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