おねショタ
読み:おねショタ

 お姉さんとショタカップリングの一つ。
目次

概要
 年上のお姉さん(血縁は問われない)と、年下の男の子(ショタ)とのカップリングである。
 ショタコン、少年愛という概念は、その言葉が生まれるよりも前からあり、遡ればギリシャ神話では全知全能の神・ゼウスが、羊飼いの美少年ガニュメデス(ガニメデ)を誘拐して給仕役にしてしまうという話のほか、太陽神アポロン愛の神・エロスなど、他の神にも似たような逸話が多々ある。
 おねショタという趣向自体も、やはりギリシャ神話にも王女プシュケーに恋をしたエロスの話などがあるほか、日本神話でも義母の玉依毘売とその育ての子鵜葺草葺不合命の関係などに垣間見られるほか、世界最古の長編小説とされる紫式部著「源氏物語」にも義母・藤壺中宮と光源氏の密通で一子(冷泉帝)授かる話が描かれており、その歴史は長い。
 但し、現代的な「おねショタ」という概念は、その初出こそ特定はできないものの比較的近年に作られたものである。

特徴

趣向
 お姉さん×ショタということで、年上であるお姉さん側が攻めになる。このため男性向けの成人漫画として描かれる例が多いが、女性人気もあり、一般作品(全年齢作品)として描かれる例もある。
 主な楽しみ方は「お姉さんの気持ちになってショタを愛でる」「お姉さんに攻められるショタの気持ちになってショタを愛でる」などがありうる。
 おねショタはお姉さんの魅力も必要だが、メインはあくまでも「ショタ」であるため、そのショタがどれだけ可愛いかが作品の人気を決める重要な要素となる。
 なお、年下のショタ側が攻めとなりイニシアチブを取る場合、これはショタ×お姉さんとなり「ショタおね」という別ジャンルになる。

商業界隈
 商業誌では様々なおねショタ作品が描かれている。
 その多くは、かわいいお姉さんとショタを同時に出して、(ビジネス的な理由で)必ずしもおねショタが好みな訳ではない、女の子か男の子の片方しか好みではない人も読者対象とできるような構成とする作品が多い。
 平成後期から令和で、商業作品でよく知られるおねショタ作品とキャラ名は次の通り。
 クール教信者著「小林さんちのメイドラゴン」は様々なカップリングが用意されており、おねショタはそのカップリングの一つとして用意されている(具体的には、百合カップル、ロリ百合カップル、BLとあり、更に後にもう一組のおねショタカップルが追加されている)。

二次創作界隈
 二次創作、同人界隈では人気ジャンルで、イラストや同人誌などでもよく見られる。
 人気も当然ながら変遷があり、かつての人気は、アニメポケットモンスターの主人公サトシとロケット団のムサシのカップリング「ムサシ×サトシ」であったらしい。
 後には魔法少女まどか☆マギカの、鹿目タツヤと鹿目まどか(リアル姉弟)や、暁美ほむら(通称、タツほむ)のカップリングが人気となったらしい。なお、タツヤは3歳の幼稚園児、まどか・ほむらは14歳の中学生である。
 また艦これブーム後は、ショタ提督と艦娘というカップリングでの「おねショタ」が流行しているとのことである。

おねしょ
 「おねショタ」は、決して「おねしょをしたショタ」という意味ではない。区切り位置は「おねしょ/た」ではなく「おね/しょた」である。
 ちなみに、おねショタは苦手だがオネショしたショタは大好物などという困った人はいるらしい。

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