柳条湖事件
読み:りゅうじょうこじけん

 満州事変の切っ掛けとして、日本の関東軍が自作自演で起こした鉄道路線爆破事件。

概要
 1931(昭和6)年9月18日夜、日本の関東軍は、奉天郊外の柳条湖、すなわち張作霖爆殺事件の事件現場至近で満州鉄道の線路を爆破した。
 爆破自体は小規模であり、線路自体が通行不能になるほどの破壊はしていないが、日本はこれを中華民国・張学良の東北軍による破壊工作であると発表し、すぐさま軍事行動に移り、わずか5ヶ月という短期間で満州を制圧することに成功、満州国の建国を達成した。
 事件の立案は板垣征四郎陸軍大佐と石原莞爾陸軍中佐で、指導者は花谷正陸軍少佐と今田新太郎陸軍大尉(階級はいずれも事件当時)だった。

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