行政区
読み:ぎょうせいく
区のうち、東京都以外にある区、つまり政令指定都市にある区のこと。行政区という用語は未定義だが、一般にこう呼ばれる。
政令指定都市への区の設置については地方自治法 第252条の20で規定されており、市長の権限に属する事務を分掌させる(手分けして仕事する)ために、条例によって区域を分けて区を設け、区の事務所又は必要があると認めるときはその出張所を置くもの、とされている。
行政区の長、つまり区の事務所の長は一般に区長と呼ばれる。これは事務吏員(じむりいん)とすると地方自治法 第171条第3項で規定されており、つまり市長から任命された職員が受け持つ。従って、政令指定都市の区長は特別区のそれと違い、公選ではない。
近年、市町村合併で新たな政令指定都市が続々と誕生しているが、この行政区を置くことが政令指定都市になるための必須要件となる。従って、市町村合併後は行政区について市内で議論を進め、決まった後に政令で指定されるというステップを踏むことになっている。
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