福岡空港
読み:ふくおかくうこう
外語:Fukuoka Airport

 福岡県福岡市に建設されている空港。自衛隊と海保の基地併設。街のど真ん中にあり騒音公害が激しいことなどから、一日も早い移転が求められていた。
目次

情報

概要
 市街地から至近距離にある、というよりは、空港周辺が市街地化したことで、市街地のド真ん中にある空港となっている。このため世界でも有数の、アクセスのよい便利な空港となっている。
 また、航空自衛隊の春日基地板付地区と、海上保安庁第七管区海上保安本部の福岡航空基地が併設されている。

特徴

問題点
 市街地の中にあることから、離着陸する航空機は、住宅街をすれすれで低空飛行せざるをえない。
 当然、危険である上に、空港周辺は深刻な騒音問題が存在する。
 また空港法の制限により、空港近くは建築物の高さにも制約があり、福岡市の玄関でもある博多駅周辺(空港から徒歩30分程度)でも45m以上のビルを建てることができない。
 滑走路も1本しかないが、当然、空港用地の拡張は不可能に近い。

空港移転
 すべての問題点を一気に解決するため、2002(平成14)年に福岡県と地元経済界は玄界灘の沖合を埋め立てて新空港を建設する構想がまとめられた。
 事業費は9200億円と巨額が見込まれたが、この構想は概ね賛意で迎えられた。
 ところが、この空港移転案に強く反対したのが民主党の福岡県連である。当時、県連の代表は大臣就任前の松本龍で、福岡県はこの県連からの圧力に屈し、新空港の建設を断念せざるを得なくなった。

黒字だが大赤字
 松本龍が移転に反対した理由は簡単で、松本一族が地権者であり、利権を持っているからである。
 福岡空港は年赤字67億円だが、その理由は松本一族へ借地料として年80億円を払っているためであり、これさえ無ければ年13億円の黒字になる。
 民主党県連は「ムダな公共事業を許さない」として空港移転に反対したが、肝心の松本一族は土地の売却も空港の移転にも反対を続けており、松本一族の利益を守るために空港移転に反対したであろうことは誰の目にも明らかである。

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