北海道庁
読み:ほっかいどう-ちょう
北海道
を管轄する地方公共団体の庁(都道府県庁のうちの道庁)、または現在の
地方公共団体
としての北海道の前身だった国の機関(省庁の一つ)。
目次
基本情報
庁舎情報
特徴
庁舎周辺
歴史
開拓時代
郡と支庁
条例による振興局
基本情報
道庁所在地は、札幌市である。
庁舎情報
道庁所在地
: 〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目、代表電話011-231-4111
知事: 高橋はるみ(2003(平成15)年4月就任、現在3期目)
都道府県コード
JIS X 0401: 01
ISO 3166: jp-01、jpn-01、392-01
特徴
庁舎周辺
隣接するのは次の通り。
赤レンガ
道議会議事堂
石狩振興局舎
北海道警察本部
若干距離がある近接施設は次の通り。
札幌市役所
札幌市時計台
NHK札幌放送局
さっぽろテレビ塔
歴史
開拓時代
北海道開拓時代、この北海道にも本州などと同様に県が置かれていた。
具体的には、北海道開拓に本格的に乗り出した明治政府は1869(明治2)年に開拓使を設置、そして1882(明治15)年に開拓使を廃止し、函館県、札幌県、根室県の3県を設置した。
さらに翌1883(明治16)年に北海道の官営事業を管轄するための旧・農商務省(その後の農林水産省と経済産業省の前身)の北海道事業管理局が置かれた。この頃を3県1局体制と呼ぶ。
しかし開拓事業が進むにつれ官庁が分立していることの非能率性が目立つようになり、1886(明治19)年に3県と北海道事業管理局を廃止、国の機関として北海道庁が設置された。
そして戦後、1947(昭和22)年には地方自治法が施行され、国の機関としての北海道庁は廃止されて、現在の地方公共団体としての
北海道
が設置された。この時に、北海道庁という名は、いわゆる県庁とほぼ同義となっている。
郡と支庁
北海道庁とはいっても、北海道は一つの県としてはあまりにも広いので、本庁のみで全業務を行なうのは困難である。そこで国の機関としての北海道庁の時代から支庁が設置されていた。
支庁は本州などの郡に相当するが、北海道にも郡がある。そもそも人口がまばらである北海道のそれぞれの郡に行政機関(郡役所など)を設置するのは非効率であったため、幾つかの郡をまとめ、そこに北海道庁の出先機関としての支庁が設置されたわけである。
条例による振興局
北海道庁が地方公共団体としての北海道となってから、条例によって14の支庁が設置された。これも2011(平成23)年4月1日に、振興局に再編された
地方公共団体コード(市区町村コード)を併記する。
01300-5 石狩振興局(旧・石狩支庁) (いしかり) 6市1町1村
01330-7 渡島総合振興局(旧・渡島支庁) (おしま) 2市9町
01360-9 檜山振興局(旧・檜山支庁) (ひやま) 7町
01390-1 後志総合振興局(旧・後志支庁) (しりべし) 1市13町6村
01420-6 空知総合振興局(旧・空知支庁) (そらち) 10市14町
01450-8 上川総合振興局(旧・上川支庁) (かみかわ) 4市17町2村
01480-0 留萌振興局(旧・留萌支庁) (るもい) 1市6町1村
01510-5 宗谷総合振興局(旧・宗谷支庁) (そうや) 1市8町1村
01540-7 オホーツク総合振興局(旧・網走支庁) (あばしり) 3市14町1村
01570-9 胆振総合振興局(旧・胆振支庁) (いぶり) 4市7町
01600-4 日高振興局(旧・日高支庁) (ひだか) 7町
01630-6 十勝総合振興局(旧・十勝支庁) (とかち) 1市16町2村
01660-8 釧路総合振興局(旧・釧路支庁) (くしろ) 1市6町1村
01690-0 根室振興局(旧・
根室支庁
) (ねむろ) 1市4町
この振興局の管轄区域が、広大な北海道内の県に相当する地域区分に利用されている。
またこれら振興局に対し、地方公共団体としての北海道を北海道庁または本庁という。
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