むつ市
読み:むつ-し
外語:Mutsu City
青森県むつ市。青森の北端、下北半島の先端部中央付近にある半島唯一の市。日本初の
ひらがな市名
の市であり、またイタコで有名な恐山のある市である。
目次
概要
基本情報
通信
象徴
沿革
歴史
合併前
合併
平成の大合併
地理
地勢
町域
隣接する自治体
運輸交通
主な道路
一般国道
地方道
道の駅
鉄道
飛行場
行政
議会(むつ市議会)
国政選挙
民度、民意
市長
特徴
観光
ひらがな市名
概要
基本情報
地域: 東北地方
面積
: 863.79km
2
(2008(平成20)年10月1日現在)
245.89km
2
(むつ地区)
323.67km
2
(川内地区)
235.63km
2
(大畑地区)
58.60km
2
(脇野沢地区)
人口: 64,724人・28,937世帯(2009(平成21)年9月30日現在)
市役所所在地
: 〒035-8686 青森県むつ市中央一丁目8番1号、代表電話0175-22-1111
地方公共団体コード(市区町村コード): 02208-0
市長: 宮下順一郎(2007(平成19)年7月15日就任、2期目)
通信
郵便番号
: 035-xxxx
市外局番
: 0175
象徴
市制施行50周年を記念し、花・木・鳥を指定した。
市花: 浜茄子(はまなす)
市木: 檜葉(ひば)
市鳥: 白鳥(はくちょう)
市獣: 指定なし
市蝶: 指定なし
市魚: 指定なし
市貝: 指定なし
市歌: むつ市民歌(旧むつ市) (作詞 高槻薫、作曲 陸奥明)
沿革
1959(昭和34)年9月1日: 「大湊田名部市」として市制施行
1960(昭和35)年8月1日: 「むつ市」に市名変更
2005(平成17)年3月14日: 川内町、大畑町、脇野沢村を吸収合併
歴史
合併前
1889(明治22)年市町村制施行から、村が合併して次第に大きな村となり、1899(明治32)年に田名部が町に、1928(昭和3)年に大湊が町になった。
1953(昭和28)年に町村合併促進法が施行されたことを受け、青森県内でも続々と市が誕生するようになる。
合併
むつ市は、旧南部藩・斗南藩ゆかりの「田名部町」と、旧海軍の町「大湊町」の合併で青森県8番目の市「大湊田名部市」として1959(昭和34)年9月1日に誕生する。
しかし気風の異なる二つの町の合併は容易ではなく大揉めに揉めた。市名にしても「大湊田名部市」にするか「田名部大湊市」にするかで最後まで収拾が付かなかったとされる。
この影響か、あるいは長い市名が嫌われたか、翌年には日本初のひらがな市名「むつ市」へと改称することとなった。
平成の大合併
1995(平成7)年に市町村合併特例法が改正され「平成の大合併」が全国的におこなわれた。
むつ市も、周辺の川内町、大畑町、脇野沢村を吸収合併して新「むつ市」となり、
面積
が青森県内の自治体最大となった。
地理
地勢
三方を海に面する市で、北は津軽海峡、西は平舘海峡、南は陸奥湾を抱える。
恐山山系の外輪山を形成する釜臥山を市の中心に、北部・西部は山林、東部は平野地形で、山地・台地は海岸近くまで迫る山岳地形を特徴とする。
町域
条例により、市内で住居表示が実施されはじめている。
区内の主な町域は次の通り(ほぼ50音順)。
あ行
赤川町(あかがわちょう)
旭町(あさひちょう)
荒川町(あらかわちょう)
宇田町(うだちょう)
海老川町(えびかわちょう)
大平(おおだいら)
大平町(おおだいらちょう)
大畑町(おおはたまち)
大畑町正津川(おおはたまちしょうづがわ)
大曲(おおまがり)
大湊(おおみなと)
大湊上町(おおみなとかみまち)
大湊新町(おおみなとしんちょう)
大湊町(おおみなとちょう)
大湊浜町(おおみなとはまちょう)
奥内(おくない)
か行
金曲(かなまがり)
金谷(かなや)
上川町(かみかわちょう)
川内町(かわうちまち)
川内町板家戸(かわうちまちいたげど)
川内町野平(かわうちまちのだい)
川内町福浦山(かわうちまちふくうらやま)
川内町蛎崎(かわうちまちかきざき)
川内町蛎崎半右え門沢(かわうちまちかきざきはんえもんざわ)
川内町宿野部(かわうちまちしゅくのへ)
川内町桧川(かわうちまちひのきがわ)
川守町(かわもりちょう)
栗山町(くりやまちょう)
小川町(こがわまち)
さ行
桜木町(さくらぎちょう)
下北町(しもきたちょう)
昭和町(しょうわちょう)
新町(しんまち)
十二林(じゅうにばやし)
城ヶ沢(じょうがさわ)
関根(せきね)
た行
田名部(たなぶ)
田名部町(たなぶちょう)
中央(ちゅうおう)
苫生町(とまぶちょう)
な行
中野沢(なかのさわ)
仲町(なかまち)
並川町(なみかわちょう)
は行
文京町(ぶんきょうちょう)
本町(ほんまち)
ま行
真砂町(まさごちょう)
松原町(まつばらちょう)
松森町(まつもりちょう)
松山町(まつやまちょう)
美里町(みさとちょう)
緑ヶ丘(みどりがおか)
緑町(みどりちょう)
港町(みなとまち)
南赤川町(みなみあかがわちょう)
南町(みなみまち)
や行
柳町(やなぎまち)
山田町(やまだちょう)
横迎町(よこむかいまち)
ら行
わ行
若松町(わかまつちょう)
脇野沢赤坂(わきのさわあかさか)
脇野沢稲平(わきのさわいなだいら)
脇野沢桂沢(わきのさわかつらざわ)
脇野沢寄浪(わきのさわきなみ)
脇野沢九艘泊(わきのさわくそうどまり)
脇野沢口広(わきのさわくちひろ)
脇野沢黒岩(わきのさわくろいわ)
脇野沢源藤城(わきのさわげんどうしろ)
脇野沢小さ沢(わきのさわこささわ)
脇野沢小沢(わきのさわこざわ)
脇野沢鹿間平(わきのさわしかまだいら)
脇野沢七引(わきのさわしちびき)
脇野沢瀬野川目(わきのさわせのかわめ)
脇野沢滝山(わきのさわたきやま)
脇野沢蛸田(わきのさわたこだ)
脇野沢辰内(わきのさわたつうち)
脇野沢田の頭(わきのさわたのかしら)
脇野沢新井田(わきのさわにいだ)
脇野沢本村(わきのさわほんそん)
脇野沢渡向(わきのさわわたむかい)
隣接する自治体
北: 青森県下北郡風間浦村
東: 青森県下北郡東通村
南: 青森県上北郡横浜町
西: 青森県下北郡佐井村、下北郡大間町
運輸交通
2本の国道と多数の県道、農道や林道などが走る。
主な道路
一般国道
国道279号
(各種バイパスあり)
国道338号
地方道
青森県道4号むつ恐山公園大畑線
青森県道6号むつ尻屋崎線
青森県道7号むつ東通線
青森県道46号川内佐井線
青森県道174号長坂大湊線
青森県道175号九艘泊脇野沢線
青森県道176号赤川下北停車場線
青森県道177号海老川新町線
青森県道232号大畑港線
青森県道253号長後川内線
青森県道266号関根蒲野沢線
青森県道271号赤川停車場線
青森県道272号下北停車場線
青森県道273号田名部停車場線
青森県道274号陸奥関根停車場線
青森県道278号大畑停車場線
青森県道284号薬研佐井線
農免農道土手内‐最花線
正津川林道
道の駅
市内には1ヶ所の
道の駅
が存在する。
駅名
沿線道路
所在地
電話番号
わきのさわ
国道338号
むつ市脇野沢七引201-5
0175-44-3252
鉄道
JR大湊線
飛行場
市内に
飛行場
は無い。
三沢飛行場(三沢空港)(三沢市)、青森空港(青森市)などを使う。
行政
議会(むつ市議会)
2011(平成23)年10月2日選挙執行現在、市議会議員、定数26名、現役26名。
任期2011(平成23)年〜2015(平成27)年。
自由民主党: 4名
浅利竹二郎
大滝つぎお
半田義秋
中村まさし
公明党: 2名
鎌田ちよ子
菊池みつひろ
日本共産党: 2名
工藤孝夫
横垣成年
社会民主党: 1名
目時睦男
無所属: 17名
村中てつや
佐々木たかのり
はまだ栄子
菊池ひろし
山本とめよし
さが英生
さいとう孝昭
白井二郎
上路のりあき
岡崎けんご
川下八十美
富岡ゆきお
東健而
村川としじ
石田勝弘
佐々木はじめ
富岡オサム
国政選挙
衆議院比例代表: 東北ブロック
衆議院小選挙区: 青森県第2区
参議院選挙区: 青森県選挙区
民度、民意
投票率は平均5〜7割である。
2007(平成19)年9月30日: むつ市議会議員選挙、投票率70.56%
2007(平成19)年7月15日: むつ市長選挙、投票率58.17%
市長
宮下順一郎(2007(平成19)年7月15日〜現職、2期目)
特徴
観光
下北半島国定公園
恐山 (景勝地)
川内川渓流 (景勝地)
湯野川 (温泉)
薬研 (温泉)
ひらがな市名
ひらがな市名
の市である。
1959(昭和34)年9月1日に大湊田名部市として誕生し、翌年の1960(昭和35)年8月1日に市名が「むつ市」に改められた。
むつは陸奥湾の「陸奥」が語源である。青森
林檎
の代表品種である陸奥と同じ語源であろう。
再検索