特定区間割
読み:とくていくかんわり

 かつて首都高速道路に存在した、短区間の場合に設定される特別割安料金のこと。距離制料金への移行に伴い、廃止された。
目次

概要
 例えば首都高速道路東京線の場合、かつては700円均一だった。ごく短い距離利用するには割高感があるため、多くの車は並行する一般道を利用している。その結果、一般道の渋滞を緩和させることができない。
 そこで、乗った場所と降りる場所が明確な箇所でかつ短距離区間については特定料金区間として安価な料金設定「特定区間割」が導入された。
 当初は料金圏の末端近辺にのみ設定されていたが、ETC導入により乗り降り箇所が明確になったことから設定区間が増えた。そしてETCの普及に伴い、料金体系自体が距離制料金に移行することになり、この特定区間割は廃止された。

特徴
 特定区間割は既に廃止されており、以下は当時の参考情報である

種類
 基本的には、従来の価格制度をそのまま踏襲していた。
 大型車は、それぞれ倍額である。
 このほかに、組み合わせて利用できる次の区間割引があった。
 また、これら区間割引はETC車専用のものがある。

区間割引
 2009(平成21)年3月28日付けの料金表によると、次の12区間が設定されていた。
 (ETC)と附されているものはETC車専用の割引で一般車は通常料金となる。無印は、一般車とETC車双方で適用された。
 「〜」は往復双方に適用、「→」はその方向のみに適用された。

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