渋谷センター街
読み:しぶや-せんたーがい
渋谷駅の北西に広がる商店街の通称。特定の道を表わすものではなく、地域を表わす総称である。通称は「センター街」、ごく稀に「バスケ通り」。
概要
飲食店からファッション、レコード店、ゲームセンターなど、多様な「若者文化」の発信地として多くの店が軒を連ねている商店街である。
客層も、中高生が主と若い。
このためか、センター街の時空の歪みは格別で、様々な不可思議生物を確認することが出来る。昔から、チーマー、コギャル、ガングロギャル、ガングロギャルの進化形ヤマンバギャルなど、不可思議なものが続々と登場しては、絶滅を繰り返してきた。特に「ギャル」と呼ばれる若い女性のファッションは、他の地域とかなり異なるものとなっている。
若者の街としては他に原宿などがあるが、原宿系・渋谷系といった呼び分けもあるくらいには、相違がある。
1990年代は概ねコギャル、ヤマンバが主流だったが、2000年代になってからは多様化しカオスの度合いを増した。
特徴
範囲
センター街の範囲は意外と広い。北西端は東急ハンズ周辺、北端はスペイン坂を登ってパルコパート1、北東端は西武百貨店周辺である。南東端は渋谷駅で、南西端は東急百貨店本店となっている。
一般に渋谷センター街の入口とされるのが、大盛堂書店とQ-FRONTに挟まれ、遠くにHMVの看板が見えるメイン通りである。
- (北の通り) 宇田川通り・井ノ頭通り
- (中央通り) センターこみち・メイン通り
- (南の通り) 文化村通り
また、井の頭通りから北に延びる縦の通りが「スペイン坂」である。
文化村通りから分かれて南に進む通りは「道玄坂」である。
治安
昔から、治安は決して良くは無い場所である。昭和末期から平成初頭にかけては「チーマー」と呼ばれる不良グループが暴力や押し売りなどを繰り返すなどしていた。
人死にがでるような事件は皆無だったが、怪しい外国人が出没したりと、危ないイメージが先行する地域であったことに疑う余地は無い。
所轄の渋谷警察署はもちろん、自警団を結成しての防犯活動などが功を奏して安全性は向上した。
また、イメージの一新を図るべく、センター街のメインストリートが「バスケットボールストリート」(バスケ通り)に改名されたらしい。渋谷センター街の入口にその名が書かれるようになったが、実際そう呼んでいる人はあまりいないようである。そもそも、バスケットボールに良いイメージがない。
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