東京府
読み:とうきょうふ
外語:Tokyo Pref.
現在の東京都が設置されるまで、この区域を管轄していた自治体のこと。および、その自治体の管轄範囲。
明治元年5月12日(1868年7月1日)に江戸府として設置され、明治元年7月17日(1868年9月3日)に勅令により東京府に改称された。当時の政府は東亰と書き "とうけい" と読ませようとしたが、人々は "とうきょう" と読み今に至る。
設置当初は旧江戸市中、つまり江戸の町奉行支配地域のみであったが、1871年12月25日(明治4年11月14日)に小菅県と品川県を合併し、東京近郊部も管轄下となった。1893(明治26)年4月1日には神奈川県から西多摩郡・南多摩郡・北多摩郡、いわゆる三多摩が移管され、現在のような東西に長い区域ができあがった。
そして1943(昭和18)年7月1日、東京都制が施行されて東京府と東京市は統合され、現在の東京都が設置された。
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