ベルギー王国
読み:ベルギーおうこく
外語:Kingdom of Belgium

 西ヨーロッパの国の一つ。白耳義。首都はブリュッセル。西はフランス共和国、東北はオランダ王国、東はドイツ連邦共和国、南東はルクセンブルク大公国と国境を接し、北海を介して北西にイギリスがある。
 ベネルクス三国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)のうちの一つで、EU(あるいはEC)の本部がある国である。特産品(?)としてチョコレートが有名だが、どこにある国なのかはあまり知られていない。
 政治体制は立憲君主制。ベルギー独自の言語はなく、公用語としてオランダ語(の方言のフラマン語)、フランス語、ドイツ語の3言語が採用されている。主要人種はゲルマン系とラテン系である。国旗は横三色旗で左から黒、黄、赤である。通貨はユーロで、ユーロ導入前はベルギーフランだった。主要宗教はキリスト教で、主にカトリック。
 四方を列強国に囲まれていたことから、スペイン、フランス、オーストリー、オランダ、ドイツと次々に占領された歴史がある。今では、首都のブリュッセルはEU本部の所在地であり、ベルギーのみならず、ヨーロッパの首都としても機能している。
 首都ブリュッセルの南にワーテルローと呼ばれる街があり、ここはナポレオン最後の戦場となったことで知られる。このあたりが言語圏の境目で、ここから北がオランダ語圏、南がフランス語圏であり、またフランス語圏の一部にドイツ語圏がある。つまり一国に二つの文化圏があり、3つの公用語が存在することになる。このような複雑な国家体制となったのは、前述の通り歴史的経緯によるものである。
 菓子ワッフルで有名。武器の輸出国でもあり、日本の自衛隊でも5.56mm機関銃 MINIMIなどの採用がよく知られている。
 国際電話の国番号は "32"。ISO 3166国名コードはbe、bel、56。

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