シガーソケット
読み:シガーソケット
自動車のダッシュボードにほぼ必ず付いている、電源供給のための端子。
概要
シガー(cigar)とは葉巻きタバコのことで、タバコに火を付けるライター用として作られ使われていた。
シガーライターにはニクロム線が巻かれており、シガーライターを押し込むと供給される電源を用いてニクロム線を加熱させ、加熱が終了すると自動的に戻り、これを取ってタバコに火を付ける。
近年はタバコを吸う人が減ったこともあり、バッテリーから電源を得るための端子として使われることが多い。
特徴
構造
シガーソケットは丸い筒状のソケットであり、内部の周辺金属部が全てマイナス、一番奥中央の金属面がプラスとなっている。
古い一部の車種を除き、現行の全ての車種はマイナスを車の金属部(ボディー)に接続し(これをマイナスアースという)、プラスはバッテリーからヒューズボックス経由で接続される。
電圧は車種ごとに様々で、DC12V、DC24Vが一般的で、他にDC48Vもある。
受電方法
シガープラグと呼ばれるプラグを差し込むことで、受電できる。
先端にプラス側接点があり、筒部にスプリングでマイナス側接点が付けられたものを差し込んで使用する。
用途にもよるが、これをAC100Vなどに変換する装置がインバーターと称して広く市販されている。近年ではUSBから充電する製品用に、USBシガープラグなるものも市販されている。
内径
国産車の場合は概ね内径20mm程度である。
輸入車の場合は若干広めのものがあり、内径24mm程度まで広いものもあり、そのようなソケットを想定していないプラグは、緩くて抜け落ちてしまう可能性がある。
再検索