カンタス・オーストラリア航空
読み:カンタス-オーストラリアこうくう
外語:QANTAS AIRWAYS LIMITED

 オーストラリアの航空会社。本社 シドニー。1920(大正9)年11月16日設立。2レターコード GF、3レターコード GFA。
 35ヶ国に就航。日本路線は東京とケアンズ、シドニー、メルボルン、ブリズベン、バースを大阪とブリズベン経由でシドニーへの6路線計週45便が運航されている。保有機材 B747-438 25機、B747-338 6機、B747-238B 3機、B767-338ER 29機、B767- 238ER 7機、B737-476 22機、B737-376 17機、B737-838 15機、計124機。従業員 約3万人。参加アライアンス ワンワールド。マイレージサービス(FFP) カンタス・フリークエント・フライヤー。
 1920(大正9)年、"QUEENSLAND AND NORTHERN TERRITORY AERIAL SERVICES"という名前でその名の通りオーストラリア北東部や中央北部での遊覧飛行やエアタクシーなどを行なう事業会社として設立。これは現存する航空会社としてはKLMオランダ航空に次いで古いものである。1967(昭和42)年に改められた現在の社名である「カンタス(QANTAS)」とはこの頭文字を取ったものである。1935(昭和10)年にはDH86型機により初の国際線となるブリスベーン―シンガポール線を開設。その後、イギリスと植民地とを結ぶ航空会社として成長を続ける。1947(昭和22)年、オーストラリア政府による全株式購入により国営航空会社となる。同年12月には日本(東京)に初就航。その後も1987(昭和62)年に名古屋に、そして1994(平成6)年9月には関西空港の開港を機に路線を開設している。また、国内の競合アンセット・オーストラリア航空や米ユナイテッド航空の経営破綻により、日本、ニュージーランド、欧州路線のシェアを拡大したことに加え、2002(平成14)年10月に就航したアジア主要都市向け格安便のオーストラリア航空の好調が寄与し、2003(平成15)年度上半期(2002(平成14)年7〜12月)の純益が、前年同期比130%増の3億5250万豪ドルと過去最高を記録している。
 また、同社は創設以来80年以上にわたって事故を起こしたことが一度もなく、安全性・信頼性が高い航空会社である。

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