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わが日の本は島国よ
朝日かがよう海に
連りそばだつ島々なれば
あらゆる国より舟こそ通え
されば港の数多かれど
この横浜にまさるあらめや
むかし思えば とま屋の煙
ちらりほらりと立てりしところ
今はもも舟もも千舟
泊るところぞ見よや
果なく栄えて行くらんみ代を
飾る宝も入りくる港
わが日の本は島国よ 朝日輝う海に
連り峙つ島々なれば あらゆる国より舟こそ通え
されば港の数多かれど この横浜に優るあらめや
むかし思えば 苫屋の煙
ちらりほらりと 立てりし処
今は百舟 百千舟 泊る処ぞ 見よや
果なく栄えて 行くらん御代を 飾る宝も 入り来る港
わが日の本は島國よ 朝日輝ふ海に当然ながら発音は変わらない。漢字は旧字で、旧仮名遣いとなっている。
連り峙つ島々なれば あらゆる國より舟こそ通へ
されば港の数多かれど 此横浜に優るあらめや
むかし思へば苫屋の烟 ちらりほらりと立てりし處
今は百舟百千舟 泊る處ぞ見よや
果なく榮えて行くらん御代を 飾る寶も入り來る港
我々の国 日本は、島国です。
朝日が輝く海に 連なり聳える島々であり、あらゆる国から船がやってきます。
そのため港の数は多いのですが、ここ横浜に勝る港はないでしょう。
昔を思えば、粗末な家から(炊事の)煙が ちらりほらりと立っているだけの所でした。
今や、多くの船がやってきて停泊している所を見ることができます。
果てなく栄えていく天皇陛下の世を 彩る宝物も入ってくる港なのです。