梨壺の五人
読み:なしつぼのごにん

 951(天暦5)年10月、村上天皇の勅命によって、撰和歌所が後宮の昭陽舎に置かれた。そこの寄人として任命された者のことを言う。
 源順(したごう)・大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・清原元輔・紀時文坂上望城の五人を言う。
 彼らは万葉集に訓点をつける作業と勅撰集を撰ぶ作業に従事し、このとき撰ばれた勅撰集が "後撰和歌集" である。

再検索