本尊
読み:ほんぞん
仏教や神道などの宗教・信仰において、その信仰対象として最も重んじられる像や掛け軸などのこと。仏壇の最上段の中央に置くのが通例である。
仏教と一言で言っても宗派によって本尊は全く違っていて、別の宗教と呼んでも支障がない様相を呈している。また同じ宗派の系列でも、分派してできた新興宗派では本尊が違うこともある。
浄土宗・浄土真宗では主として阿弥陀如来像を本尊とする。但し浄土宗では舟形光背付きの像を、浄土真宗本願寺派(西)では光背を8本描いた絵像または木像、浄土真宗大谷派(東)では上に4本下に8本の光背が描かれた絵像または木像を使う。
日蓮宗では釈迦如来像か日蓮上人像、または十界曼荼羅などを祀る。
真言宗では大日如来像を、天台宗・臨済宗・曹洞宗では釈迦如来像を本尊とする。
新興宗派では、日蓮系教団の霊友会系宗派では主として総戒名を祀る。
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