国分寺
読み:こくぶじ
741(天天13)年3月24日に聖武天皇によって発せられた "国分寺建立の詔" によって全国六十六ヶ所と壱岐・対馬に建立された寺を言う。一般に国分寺と言った場合は僧寺を指し、尼寺は国分尼寺と呼ばれ区別される。
この詔によって建立された僧寺を正式には "金光明四天王護国之寺" と言う。国のために建立された寺であり、仏教の教義を広めるというよりも、仏教を一種の呪術と考えて、国家の平安と安泰を図ろうとするものであることは詔から見ても顕著である。
護国経は大般若経・金光明最勝王経・妙法蓮華経の三つであり、国分寺の中心を担う三経である。この三経の写経と共に一丈六尺の釈迦三尊像を造るよう命じた。
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