値幅制限
読み:ねはばせいげん
一日のうちで、株価が上下できる制限価格。
目次
概要
特徴
値幅制限の拡大
ストップ配分時の注文について
値幅
概要
株価が極端に上がりすぎたり下がりすぎたりすることを防ぐため、その銘柄の株価ごとに応じて、その日1日の株価の上限・下限の値幅が自動的に設定される。
市場によって値幅には差はあるが、いずれにせよ投資家といえども、このようなものを暗記する必要は無い。必要に応じて表を確認するくらいで充分である。
特徴
値幅制限の拡大
市場により異なるが、東証では、次の条件全てが満たされた時に、値幅の片方向が2倍に拡大される。
3営業日連続で
ストップ高またはストップ安が続く
ザラ場中の出来高がない
比例配分がない
簡単には、3日連続で出来高なくストップ安(高)が続いた場合に値幅制限が拡大される。
次のように片方向の値幅のみ2倍に拡大される。
ストップ高が続いている場合は、上限の値幅のみ2倍
ストップ安が続いている場合は、下限の値幅のみ2倍
この条件となって以降、その制限値幅値以外での売買が成立した場合は、翌営業日から通常の値幅制限に戻る。
ストップ配分時の注文について
その日に売買が成立できず
比例配分
(ストップ配分)となった場合は、その市場が定める配分ルールに従って、証券会社ごとに株数の割り当てが行なわれる。
そして、各証券会社は、配分された株式をその会社のルールに従って、注文者へと割り当てる。「早い者勝ち」とするか「値段優先」とするかは証券会社次第であるが、もし早い者勝ちルールなら、早く注文した人から割り当てることになる。
値幅
ジャスダックなどでは異なるが、東証の場合は、次のように設定されている。
100円未満: ±30円
100円以上200円未満: ±50円
200円以上500円未満: ±80円
500円以上700円未満: ±100円
700円以上1000円未満: ±150円
1000円以上1500円未満: ±300円
1500円以上2000円未満: ±400円
2000円以上3000円未満: ±500円
3000円以上5000円未満: ±700円
5000円以上7000円未満: ±1,000円
7000円以上1万円未満: ±1,500円
1万円以上1万5千円未満: ±3,000円
1万円5千円以上2万未満: ±4,000円
2万円以上3万円未満: ±5,000円
3万円以上5万円未満: ±7,000円
5万円以上7万円未満: ±1万円
7万円以上10万円未満: ±1万5千円
10万円以上15万円未満: ±3万円
15万円以上20万円未満: ±4万円
20万円以上30万円未満: ±5万円
30万円以上50万円未満: ±7万円
50万円以上70万円未満: ±10万円
70万円以上100万円未満: ±15万円
100万円以上150万円未満: ±30万円
150万円以上200万円未満: ±40万円
200万円以上300万円未満: ±50万円
300万円以上500万円未満: ±70万円
500万円以上700万円未満: ±100万円
700万円以上1000万円未満: ±150万円
1000万円以上1500万円未満: ±300万円
1500万円以上2000万円未満: ±400万円
2000万円以上3000万円未満: ±500万円
3000万円以上5000万円未満: ±700万円
5000万円以上: ±1,000万円
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