音階
読み:おんかい

 1オクターブの中に、一定の音を一定間隔で並べたもの。
目次

概要
 音階は国や時代により様々なものがある。
 現在、世界中で一般的に使われている音階は、全音階、半音階、五音音階の三種類があり、「ドレミファソラシド」で一般的な音階は「全音階」である。
 また、1オクターブをどのように分けて音階を割り当てるかを、「音律」という。

特徴

全音階

七音音階
 1オクターブに7音を並べた音階を全音階という。東アジアの五音音階に対して七音音階ともいう。
 全音階にも様々な方法が考え得るが、特に全音程5つ、半音程2つを含むものを、こう呼ぶことが多い。

長音階・短音階
 音階の始まりの音を「主音」と呼ぶ。
 そして、長調であるものを長音階短調であるものを短音階という。
 例えば、ドを主音に、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の順番の音階「ドレミファソラシド」は、ハ長調(C Major Key)の音階(Scale)と呼ばれる。

全音と半音
 ドレミファソラシドなど全音階の場合、音と音の間隔は等間隔ではなく、全音と半音が組み合わされている。
 ド‐(全音)‐レ‐(全音)‐ミ‐(半音)‐ファ‐(全音)‐ソ‐(全音)‐ラ‐(全音)‐シ‐(半音)‐ド

半音階
 半音階は、隣り合う音の音程が、全て半音であるものをいう。

五音音階
 東アジア、東南アジアを中心に見られる音階で、1オクターブに5音が含まれるもの。西洋の七音音階に対応させ、このように呼ばれるようになった。
 日本でも「琉球音階」として見ることができる。
 琉球音階は、七音音階に対応させると、C・D♭・E♭・G・A♭、となるとされる。

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