新約聖書
読み:しんやくせいしょ
外語:the New Testament
キリスト教の経典の一つ。
概要
初期キリスト教に伝えられていた文書を集成し、正典として確立させたもの。成立は4世紀頃と考えられ、オリジナルはギリシャ語口語体で書かれている。
福音書4書、使徒言行録(使徒行伝)、パウロの書簡15通、公同書簡7通、ヨハネの黙示録の27文書からなる。
特徴
福音書はイエスの生涯と復活、使徒行伝はイエス以後の初期キリスト教について、パウロ書簡、公同書簡は信仰のありかたについて、ヨハネの黙示録はヨハネという者が神の啓示を受ける様子が、それぞれ書かれている。
これらの中に入らなかった文書は、外典とされ区別される。有名な新約外典としてはユダヤ人による福音書、パッション福音書などがある。
構成
新約聖書は、次の文書で構成されている。
- 福音書
- 共観福音書
- マタイによる福音書
- マルコによる福音書
- ルカによる福音書
- ヨハネによる福音書
- 使徒言行録
- 書簡
- パウロの書簡
- ローマの信徒への手紙 (ローマ人への手紙)
- コリントの信徒への手紙1 (コリント人への第一の手紙)
- コリントの信徒への手紙2 (コリント人への第二の手紙)
- ガラテヤの信徒への手紙 (ガラテヤ人への手紙)
- エフェソの信徒への手紙 (エペソ人への手紙)
- フィリピの信徒への手紙
- コロサイの信徒への手紙
- テサロニケの信徒への手紙1 (テサロニケ人への第一の手紙)
- テサロニケの信徒への手紙2 (テサロニケ人への第二の手紙)
- テモテへの手紙1
- テモテへの手紙2
- テトスへの手紙
- フィレモンへの手紙
- ヘブライ人への手紙 (ヘブライ人への手紙)
- 公同書簡
- ヤコブの手紙
- ペトロの書簡
- ヨハネの書簡
- ユダの手紙
- ヨハネの黙示録
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