六道 |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・仏教用語編 (LFOLKEBY) |
読み:ろくどう |
品詞:名詞 |
バラモン教や仏教において、一切衆生が転生するという世界の総称。
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概要 |
日本では輪廻転生とともに仏教の死後感として信仰されているが、もともとの仏教には存在しない。釈迦はこのようなものは語っておらず、経典にもない。
この思想は、元々はインドで信じられてきたバラモン教などが由来であり、これが仏教と混交し、仏教の思想の一つとして信仰されるようになった。
特徴 |
一般には、次の六つの世界(道)が説かれている。
人間ふくめあらゆる衆生は死後、この六道のいずれかに転生する。そしてこの世界(人間道)が、あの世とこの世を隔てる境界だとされる。そしてこの中を衆生は輪廻するのだとされる。
日本仏教では、どの道へ転生するかは生前の行ない(業)によると説かれる。また例え天道であっても苦しみの輪廻からは逃れられず、これらとは別に輪廻しない永遠の世界として仏界があるとする。
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