十悪
読み:じゅうあく
仏教において、してはならないとされる10の悪行のこと。五逆と共に悪逆という。
殺生、偸盗、邪淫、妄語、綺語、両舌、悪口、貪欲、瞋恚、愚癡、をいう。
十悪
- 身の三悪(正行)
- 殺生(せっしょう) ‐ 無意味に他人や衆生の命を奪うこと
- 偸盗(ちゅうとう) ‐ 盗みのこと
- 邪淫(じゃいん) ‐ 不淫らな異性交遊のこと
- 口の四悪(正語)
- 妄語(もうご) ‐ 嘘をつくこと
- 綺語(きご) ‐ 奇麗事を言って誤魔化すこと
- 両舌(りょうぜつ) ‐ 二枚舌を使うこと
- 悪口(あっく) ‐ 他人の悪口を言うこと
- 意の三悪(正思)
- 貪欲(とんよく) ‐ 欲深いこと
- 瞋恚(しんに) ‐ すぐ怒ること
- 愚癡(ぐち) ‐ 恨んだり妬んだりすること
再検索