フン族
読み:フンぞく
外語:Huns

 中央アジアの遊牧騎馬民族。プトレマイオスによれば1世紀頃シベリアからドン川とヴォルガ川の間に定着したとされる。
 4世紀半ばドン川東岸のアラン族を圧して、372年ドン川を渡り東ゴート王国を征服し、民族大移動の端を開き、さらにドナウ川まで進み定着した.ローマ帝国は彼らを懷柔し傭兵となるが、433年アッティラが王になると最盛期を迎え、ライン川からウラル川にわたる大王国を築いた。451年ライン川を越えて西ローマ軍とカタラウヌム平原で戦うが敗れ、パンノニアに退却し、翌年イタリアに転進しローマに迫ったが教皇レオ1世の説得によりパンノニアに帰り、453年に死んだ。彼の死後、大王国は内紛と流行病により崩壊し、アヴァール族・ブルガール族に吸收混融し去った。
 フン族は匈奴と同族か子孫と考えらている。

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