ウォン
読み:ウォン
外語:Won
東支那半島(朝鮮半島)の通貨、及びその通貨単位。南北朝鮮の両方が用いている。
概要
東支那半島は38度線を境に南北に分裂しているため、通貨も南鮮ウォンと北鮮ウォンに分かれている。
ここでは、両者に共通することを説明する。
ISO 4217の通貨記号は、南鮮ウォンはKRW、北鮮ウォンはKPWである。
特徴
通貨名
ウォンは朝鮮語で圓(円の同義異字)のこと。南では一時ファン「圜」になったが、今は再びウォンに戻っている。
これは、東支那半島に文明を与え、通貨の概念を知らしめ、貨幣制度をもたらしたのが日本であり、その通貨が「円」だった影響である。南鮮では日帝残滓とされている。
北では、1圓(ウォン)=100錢(チョン)で、かつての日本と全く同じである。
南鮮ウォン
南鮮ウォンの外貨との交換は、原則として米ドルを介して行なわれている。
日本円との交換も同様で、市場では、南鮮ウォン→米ドル→日本円、あるいはその逆方向という交換が通常は行なわれる。
なお、2014(平成26)年12月1日からは、支那人民元との直接取引が開始された。人民元は南鮮ウォンに対して180.30ウォンで取引を開始し、初日の終値は180.77ウォンだった。この取引も、従来は米ドルを介して計算されていた。
市場以外では、一部の日本国内の業者が日本円との直接交換をしているようであるが、詳細は不明である。
北鮮ウォン
北鮮は不明。2007(平成19)年2月24日の大紀元時報では、1人民元=400北朝鮮ウォン=17日本円、なる式が掲載されていた。
但し、2009(平成21)年11月30日に1/100のデノミネーションが実施され、2009(平成21)年12月6日まで新通貨に交換されると2009(平成21)年12月1日に報じられている。
インフレ抑制のほか、当局の統制外の闇市場で扱われている私有資金の管理強化が主たる目的と見られており、両替は一世帯あたり10万ウォンに限定、としている。結果、隠し資産の発覚を恐れた朝鮮人は、人民元や米ドルへの両替を求めて闇市場に殺到し大混乱に陥ったとされる。
その前の新通貨発行は1992(平成4)年で、この時は新旧の交換比率は1対1だった。これは純粋に私有資金の管理が目的だったと見られる。
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