インフレーション
読み:インフレーション
外語:inflation
通貨膨張。物価が持続的に高騰する経済現象。略して「インフレ」。
概要
通貨の価値が相対的に下がると、ものを買うために必要な通貨額が多く必要になる。
これが持続的に進む現象を、インフレーションという。
特徴
傾向
例えば、国が国の借金を返済する目的で遠慮なく紙幣を刷ってそれで返済をしたりすると、通貨の価値が下がり、物価が高騰するインフレとなる。
なぜかというと、次のような傾向が繰り返されるからである。日本を例とする。
- 紙幣を印刷する日本銀行が、日本中の銀行にばら撒く
- 銀行は、そのお金を企業や個人に金を貸す
- 会社はその金を元にして仕事をすれば、従来以上の儲けが出せるようになる
- 必然的に従業員の給料も上がる
- 給料が上がれば、その分物を購入する金が増える(国民の購入能力が上がる)
- 物を売る側は喜び、値段を上げる(それでも売れる)
結果、必然的に物価が上がる「インフレ」となる。
超インフレ
急激に紙幣が増えた場合、超インフレになり、物価が何百倍にもなる。
通貨の価値が下がっているため、給料も同時に何百倍になるが、物価も同じだけ上がるため、給料で買えるものの範囲はあまり変わらない。
しかし、折角貯めた銀行預金などは額面通りなので、100倍のインフレになった場合、例えば預金100万円は1万円の価値にしかならなくなる。
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